エクステリアは新型「5シリーズ」に通じるテイストに進化! パワーユニットはキャリーオーバーの模様
BMWのミドルSUV(SAV)、「X3」シリーズの旗艦となる「X3M」のアップデート版と思われるプロトタイプが早くもニュルブルクリンクに“出撃”した。プレミアムSUV市場で世界的支持を集める現行X3は2017年にリリース。2020年の終わりから2021年前半にマイナーチェンジ版が登場すると噂されている。一方、現行X3Mは2019年に発売されたばかりだが、すでにアップデート版の開発が行われている模様だ。
ニュルでキャッチされたプロトタイプは、いまだボディ前後が厳重にカモフラージュされた状態。しかし、市販時のアップデート版ではキドニーグリルが若干拡大されるほか、改良版「5シリーズ」に似たLEDデイタイムランニングライト、スリムなヘッドレストが装備されるという。また、リヤ回りはテールライトの形状が変更される可能性があるほか、グラフィックも新しくなるという。
キャビン内も新しいトリムからレザーの組み合わせまで、いくつかのアップデートが実施されるはず。現行型と比較すると、BMW OS7.0インフォテインメントアーキテクチャーの完全な統合を取得。エントリーレベルのデジタルチョイスからハイエンドのBMWライブコックピットプロフェッショナルまでが幅広く利用できるようになる模様だ。
一方、パワーユニットについてはベースモデルも含めて大きくは変わらないようだ。X3Mでは最高出力473ps、最大トルク600Nmを発揮する3L直列6気筒ガソリンのツインターボがキャリーオーバーされる。そのデビュー時期はいまのところ確定情報が入っていない状況だが、改良されたベースモデルから1年以上遅れることはなく2022年内と予想されている。