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ポルシェのEVスポーツカー「タイカン」に後輪駆動のベーシック仕様が追加!

ベーシックな「タイカン」は最高で408psを発揮するモーターと79.2kWhバッテリーを標準装備。航続距離は431km

1月20日、ポルシェは電動4ドアスポーツカーの「タイカン」に、新たなエントリーモデルとなる後輪駆動仕様の「タイカン」を設定したと発表した。欧州では3月から発売される予定で、ドイツでの販売価格は8万3520ユーロ(約1050万円)からとなっている。

このたび新たにエントリーモデル「タイカン」が追加設定されたことにより、同車は「タイカン4S」、「タイカン・ターボ」、「タイカン・ターボS」と合わせて全4モデル展開となった。

「タイカン」には、326ps(オーバーブーストモード時は408ps)を発揮するモーターを搭載。オプションの「パフォーマンスバッテリープラス」を選択すると380ps(オーバーブースト時は476ps)にアップする。

標準装備されるバッテリーは79.2kWhで、最大航続距離は431km。オプションのパフォーマンスバッテリープラスを選ぶとバッテリー容量は93.4kWhに増え、最大航続距離は484kmに伸びる。

他のバリエーションと同様、オプション装備にはカラーヘッドアップディスプレイと最大22kWの充電容量を持つオンボード充電器が含まれている。また、機能オンデマンド(FoD)を使用すると、タイカンのドライバーは必要に応じてさまざまな追加の便利な機能や支援機能を納車した後でも購入できる。現在、ポルシェインテリジェントレンジマネージャー(PIRM)、パワーステアリングプラス、アクティブレーンキーピングアシスト、およびポルシェInnoDrive機能が用意されている。

また、モデルイヤーの切り替え時に他のバージョンで導入された新機能が最初から含まれている。たとえば、プラグアンドチャージ機能を使用すると、カードやアプリを必要とせずに便利な充電と支払いが可能になる。充電ケーブルを接続するとすぐに、タイカンはプラグアンドチャージ互換の充電ステーションとの暗号化通信を確立。その後、充電プロセスが自動的に開始され、支払いも自動的に処理される。

「タイカン」のエクステリアの特徴は、空力的に最適化された19インチのタイカンエアロホイールと、ブラックペイントのアルマイトブレーキキャリパーが挙げられる。また、ブラックのフロントエプロン、サイドシル、リヤディフューザーはタイカン4Sと同じだ。LEDヘッドライトも標準で装備されている。

標準装備のブレーキは、フロントが6ピストン、リヤが4ピストンのアルミモノグロック固定キャリパーに、フロントが360mm径、リヤが358mm径のディスクを組み合わせる。オプションで高性能のポルシェ・サーフェス・コーテッド・ブレーキ(PSCB)が用意されており、これを選択するとブレーキディスクはフロントが410mm径、リヤが365mm径となる。

インテリアでは、一部にレザーをあしらった8Wayパワーアシストを備えたフロントコンフォートシートが標準装備される。

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