国内試乗

【比較試乗】「ポルシェ・タイカン 4S vs ターボ vs ターボS」グレードの違いを徹底検証。ベスト・タイカンを探せ!

シャシー系の装備選びがタイカン攻略のカギ

4Sは、ポルシェが新たに開発したBEV専用のJ1プラットフォームが持つ良好な重量配分や剛性といった資質の良さを素直に堪能でき、ターボとターボSは上乗せされた装備でシャシー性能を引き上げていた。素晴らしいのは電子デバイスの制御に違和感がなく、ドライバビリティに優れる自然なフィーリングを、初期モデルから実現していることだ。

PORSCHE TAYCAN TURBO S/後席はオプションの4+1シートが採用されていた。

加速力だけではなく、走りの装備が増えて価格があがれば、パフォーマンスや楽しさがそれ相応にあがっていくことが確認できたわけだが、シャシー系の装備ほぼすべてがオプションで選べる。サーキット重視なら、より緻密なサーマルマネージメントがなされ、メーターでバッテリー温度が確認できるなど、高負荷の連続走行を想定しているターボSが安心だが、そうでなければ好みや予算の都合で選べばいいだろう。4SをベースにシャシーをターボSと同等の仕様にするなどリーズナブルに楽しむ方法もあるのだ。

ターボとターボSはフロントに81L、リアに366Lのラゲッジコンパートメントを備える。素のタイカンのフロントは84L、4Sのリアは407Lとモデルによって若干積載量が異なる。

ボディ左が急速充電用、右が普通充電用の充電口。ターボとターボSで使用する2層構造のパフォーマンスバッテリープラスは、12個のセルで構成。総容量は最大93.4kWh。0-80%充電を急速充電(50kW DC)で行った場合、時間は全グレード93分とされる。

フォト=神村 聖/S.Kamimura ルボラン2021年4月号より転載
石井 昌道

AUTHOR

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事
注目の記事

RANKING