大径ブレーキとより高剛性&軽量シャーシも装備?
ポルシェが992世代911を発表してから、しばらくが経過、派生モデルとして「タルガ」、「ターボ」、「GT3」などが登場しているが、その頂点に君臨する「911 GT3 RS」新型の最新プロトタイプをカメラが捉えた。
約半年振りに聖地ニュルに帰ってきたプロトタイプは、巨大なリアウィングを装着、トラックに焦点を合わせたモデルが、そのダウンフォースをテストするには最適の場所といえるだろう。
ボディの大部分がまだクラッディングで隠されているが、ボンネットには先代同様に大きなNACAダクトを隠すカモフラージュを装備。またフロントガラスの下隅にナンバープレートとドイツの排出ガスステッカーが貼られており、「911 GT3 カップ」の可能性を排除している。
トラックに焦点をあわせた市販型では、より大きなブレーキとより剛性が高く軽量なシャーシも備えている可能性がある。フロントフェンダーは大幅に更新されており、おそらくリフトを減らすことでエアロダイナミクスを改善していると思われる。
パワートレインは、4.0L水平対向6気筒エンジンを搭載、最大回転数は9,000rmpで、最高出力は573ps以上が確実とみられている。これは先代の513psから60ps以上パワーアップされている。おそらく0-100km/h加速は3.0秒以下となる可能性もありそうだ。
911 GT3 RS新型のワールドプレミアは、2021年内とも伝えられていたが、2022年初頭あたりに遅れそうだという。