現段階でこのプロトタイプの正体は不明だが……
ポルシェのスタイリッシュ5ドアサルーン、『パナメーラ』謎の開発車両を、スクープサイト「Spyder 7」のカメラがはじめて捉えた。
第2世代となる現行型パナメーラは2016年にデビュー、2020年8月には改良新型を発表し、最高出力630ps、最大トルク820Nmを発揮する「ターボS」を導入した。さらに同年10月には、レンジトッパーとなる「ターボS E-Hybrid」を投入、最奥出力は700psを発揮し、同モデルのにおいて最も強力なバリエーションとなっている。
ポルシェのツッフェンハウゼン本社付近で捉えたプロトタイプは、フロントナンバープレート上部にワイドなエアインテークを新たに追加、コンパクトになったコーナーエアインテークの内部には、薄い新LEDデイタイムランニングライトバーを備えているが、改良新型で導入された丸いフォグランプは削除されている。
後部にほとんど変化はみられないが、唯一クワッドエキゾーストパイプが、各コーナーに1本の角張ったパイプへと変更されている。また、わずかながら写ったダッシュボードは布で覆われており、コックピットとインテリアが刷新されている可能性もありそうだ。
現段階でこのプロトタイプの正体は不明だが、昨年登場した改良新型の新しいバージョン、あるいは2度目の改良モデル、さらには次世代型の初期テスト車両などが予想される。
