限定生産モデルにも延長保証を初導入
フェラーリは、アフターサービスや延長保証、定期メンテナンスの範囲を大幅に充実させ、新しいプログラム「パワー15」を導入した。
これは、従来の「ニューパワー」および「ニューパワー15」の延長保証プログラムを統合したもので、メーカー延長保証(3年間のメーカー保証を7年まで)とは別に、3~15年目までの車両の、エンジンやギアボックスその他主要な機械部品および電子部品の全てを対象としている。この延長オプションは、新車・中古車問わずオーナーがいつでも購入可能で、その後のオーナーにも譲渡できる。そのためこのパワー15は、同種の保証の中でも最も柔軟で包括的なパッケージだという。
これと併せて、「パワー15&メンテナンス」というプログラムも用意。これは、全生産車に対する7年間定期メンテナンス・プログラムを15年目まで延長可能とするもの。パワー15保証との組み合わせで完全なケアを提供し、自動車メーカーの中で最も長期間最高水準の整備を保証するという。パワー15およびパワー15&メンテナンスは年単位での更新が可能で、走行距離制限なく2万kmごと、または年1回の整備が提供される。
また、限定生産スーパーカーであるLaFerrari(2013年モデル)とLaFerrari Aperta(2016年モデル)にも延長保証「LaFerrari Power」を導入する。これはフェラーリ正規ディーラーで加入できる2年間の追加保証で、限定モデルへの延長保証は初だという。このプログラムには年1回の定期メンテナンスも含まれており、訓練を受けた技術者が車両を徹底的に点検するとのこと。さらに、認定中古車プログラム「Ferrari Approved」にも2つの点で改革が行われた。このプログラムは、新車登録から14年後までの中古車を購入するオーナーに安全性と安心感を保証するものだが、オンライン・プラットフォームのデザインが一新され、膨大な取り扱い車両から夢の1台を探すことが可能となった。もうひとつはテクニカルチェックのリスト改訂で、一層きめ細かく、新たなリストは201項目に及ぶ。マラネッロで訓練を受けた専門のスタッフがこれに従って厳格に管理、また引き続き、全認定中古車にはヨーロッパでは24ヶ月、その他の国では12ヶ月にわたる走行距離無制限の保証が付帯する。
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