日本国内再投入にも期待
VWのフラッグシップ・クロスオーバーSUV『トゥアレグ』改良新型プロトタイプをスクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた。
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初代トゥアレグは2002年、ポルシェと共同開発により誕生した。第3世代となる現行型は、2018年に登場、2020年に登場、これが初の大幅改良となる。
アルプスで捉えた2台のプロトタイプは、どちらもフロントエンドを中心にカモフラージュ。ヘッドライトにはステッカーが貼られ、下部へ伸びているように見えるがこれは偽装だ。しかし全体を隠していることから内部LEDグラフィックはもちろん、アウトラインも変更される可能性がありそうだ。
またバンパーのコーナーエアインテークは一部塞がれており、こちらも今後着手されると予想される。後部では、デュアルエキゾーストパイプと、ディフューザーの上には全幅リフレクターを備えるスポーティなR-Lineバンパーを装備、こちらも現段階で変化は見られないが、テールライトのグラフィックは新設計されているように見える。
キャビン内では、12インチのデジタルインストルメントクラスターと15インチのインフォテインメントタッチスクリーンを備える「イノビジョンコックピット」がすでに採用されているため、改良新型では更新されたソフトウェアを取得、より高度なADASを搭載するだろう。
現行トゥアレグは、アウディQ7 / Q8、ポルシェカイエン/カイエンクーペ、ベントレーベンテイガ、ランボルギーニウルスら多くのSUVと「MLB Evo」アーキテクチャを共有。改良新型でも、3.0L V6 TDIディーゼル、3.0L V6 TSIガソリン、プラグインハイブリッドV6 TSI、パフォーマンス重視の「R PHEV」などがキャリーオーバーされる見込みだがディーゼルに関しては、より厳しい排出規制のために特定の市場から外される可能性があるという。
トゥアレグ改良新型のデビューは、2023年初頭と予想され、これが最後のICE搭載トゥアレグとなるだろう。