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“靴磨き”という奥深き世界にハマる!?「ブリフトアッシュの靴磨きセット」【Style in motion 182】

世界で初めてとなるカウンタースタイルの靴磨き店として、日本中のみならず世界中から靴好きが集まる店“Brift-H(ブリフトアッシュ)”。今回は、靴磨きを始めるのにピッタリな、同店のオリジナル商品をセットにしたギフトボックスをご紹介。贈り物にもオススメです!

海外出張などいきなりトップギアで始まった新春、ふと靴磨きを思い立った。普段クルマに乗ることも多く気軽に履けるスニーカーに対し、革靴はコロナ禍もあって出番が少なかった。それでもやはり革靴を履くと背筋がシャンとする。愛着ある靴はより長く履き続けたいし、靴磨きは忙しない日々の気分転換にもなる。磨いた靴でひと足先に春の準備をするのもいいだろう。見つけたのはブリフトアッシュの靴磨きセットだ。
世界初のカウンター形式の靴磨き専門店として2008年にオープンし、いまや国内ばかりか世界からも靴好きが集まる。そんな同店のノウハウが詰まったオリジナルアイテムだ。内容と使う手順は以下の通り。

まず馬毛ブラシで埃を払い、クリーナーで汚れを拭き取る。これは全体に用いる液状と、鏡面仕上げのトゥやヒール用の2種類がある。そしてクリームを塗る。これは化粧品会社と共同開発し、ノンケミカルの無香料で指先につけても問題はない。外出張などいきなりトップギアで始まった新春、ふと靴磨きを思い立っ豚毛ブラシでなじませた後、ワックスを塗る。これも有機溶剤を極力飛ばし、ロウ分を増すことでしっかりとした膜ができる同店の自信作。最後に水を一滴垂らし、磨き上げて完成だ。この他、汚れ落とし布5枚と磨き布のネル2枚が付き、特製木箱に収まる。この木箱もオイルとワックスで手染めし、美しい木目が際立つスタイルはリビングや書斎に置いても違和感がない。
ブリフトアッシュ代表の長谷川裕也さんによると、靴磨きへの意識も変わってきているそうだ。先駆となったカウンタースタイルは全国的に増え、若い靴磨き職人も増えた。顧客層もかつては年配の靴愛好家が多かったのに対し、最近では20歳台も多く、中には初めて買ったジョンロブを履き下ろす前のプレメンテと呼ばれる手入れのためにそのまま持ち込むことも。

Brift H SHOESHINE GIFT BOX/Brift H製品を特製木箱(モミの木)に詰めたセット。中身は靴磨きのフルコースが出来るように道具が詰まっている。

「いいものを長く使い続けたいという価値観の変化なんでしょうね。手入れとしてだけでなく、儀式やイベントのように楽しんでいらっしゃいます」と長谷川さん。とくにSNSなど情報が増え、リテラシーが上がっているとも。そうしたデジタルが靴磨きのようなアナログと結びつくのが面白い。「この靴磨きセットもビギナー用に企画したものですが、充分プロユースにも応えますよ」と太鼓判だ。
冬の午後、日溜まりの部屋で靴を磨く。そんな心地良くリラックスした時間に憧れる。巣ごもりの楽しみではあるけれど、アクティブな日常への第一歩でもある。

【SHOP GUIDE】

バーのような店内で、職人が目の前で靴を輝かせてくれるショップ。靴磨きの他に修理が必要な場合は、お客様の靴が最高な状態になるよう靴を見ながら職人がカウンセリングし、施術内容を決めていく。厳選されたケア用品やオリジナル道具なども揃える。

●Brift H AOYAMA
東京都港区南青山6-3-11 PAN南青山204 TEL&FAX:03-3797-0373

●Brift H SAPPORO
北海道札幌市中央区南3条西8-11-2 島屋ビル2F-C TEL011-596-7969

●THE SHOESHINE AND BAR(虎ノ門ヒルズ)
東京都港区西新橋2−33−2先 TEL03-6452-8839

問い合わせ先:Brift H(ブリフト アッシュ) TEL03-3797-0373 https://brift-h.com/

ルボラン2023年12月号より転載

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