日常生活にアウトドア気分を
スズキは、ハイトワゴンタイプの軽乗用車、新型「スペーシア・ギア」を発売した。
スペーシア・ギアは、2018年12月発売以来、広い室内空間とアクティブなスタイルを融合した軽ハイトワゴンとして好評を博してきたという。今回の新型スペーシア・ギアは、「アウトドアライフに欠かせないアクティブ軽ハイトワゴン」をコンセプトに開発、スペーシア/スペーシア・カスタムの装備に加え、アウトドアライフに寄り添うことを狙いとした専用のデザイン・装備を採用している。
【画像60枚】スズキ・スペーシア・ギアのフォトギャラリーはコチラ
デザインは、日常の行動範囲の中でも、もっと気軽に、もっと思い切りアウトドア気分を楽しんでほしいという想いを込めたとのことで、「10マイルアドベンチャー」がコンセプト。エクステリアは同車らしさが際立つアクティブ感を、インテリアはアウトドアギアのような道具感をそれぞれ表現したという。また、エクステリア・インテリア共にオレンジのアクセントを随所に配し、遊びゴコロを表現。
専用装備には、撥水加工を施したシートや防汚タイプのラゲッジフロア、ルーフレールなどアウトドアシーンでの活躍が期待できるものを採用。安全装備では、「デュアルセンサーブレーキサポートII」を標準装備している。
また、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停止保持機能付]や車線維持支援機能も採用、スペーシア/スペーシア・カスタムと同様に、安心・安全で快適な運転をサポートするという。スペーシア・ギアは、経済産業省および国土交通省が普及を推進する「サポカーSワイド」、国土交通省による「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」に該当する。
新型スペーシア・ギアの主な特徴は以下の通り。
アウトドアイメージを強調したエクステリア
フロントマスクは「アウトドアシーンで活躍するデジタルガジェットを意識したデザイン」とのことで、特徴的な丸目のLEDヘッドランプとヘッドランプガーニッシュ、メッキブロックのフロントグリルを採用し、力強い印象の表現を狙った。また、フロントとリヤにスキッドプレートを採用し、SUVらしさを表現。
サイドアンダーガーニッシュは、複数の多角形ブロックを結合したグラフィックを採用し、頑丈で頼りがいのある印象を与えるよう図られている。また、サイドドアガーニッシュにはオレンジの「GEAR」ロゴを配し、気持ちが高まるような遊びゴコロを演出したとのこと。ホイールはプラスネジをモチーフとしたガンメタリック塗装の専用14インチアルミホイールを装着。
エンブレムは、オレンジのアクセントを持つガンメタリックの2トーン仕様とし、全ての車体色とのマッチングを吟味したという。積載に便利というルーフレールは、ブロックが付いたような立体的な造形にし、力強さの表現を狙った。
ボディカラーは、初採用のミモザイエローパールメタリック/ガンメタリック2トーンルーフ、ソフトベージュメタリック/ガンメタリック2トーンルーフなど2トーン6色、モスグレーメタリックなどモノトーン3色の全9パターンを設定。
-
- 遊びゴコロと機能性のインテリア
シート表皮は山の稜線や歯車、タイヤパターンなどをイメージした意匠を採用、エンボスの艶感と凹凸感によって、遊びゴコロと機能性を表現したとのこと。ビッグオープントレーガーニッシュ、インパネボックスなどにはカーキグリーンを採用し、ツールボックスを思わせることで、丈夫そうな印象を際立たせている。メーターは丸モチーフに多角形ディテールを組み合わせた、「プロテクト感のあるデザイン」を採用。
アウトドアを連想させるサコッシュバッグをイメージしたという、メッシュタイプのシートバックアッパーポケットを運転席と助手席に採用。また、山を登るスペーシア・ギアをあしらったイラストタグが運転席側のシートバックアッパーポケットに配されている。
-
- 日常でもアウトドアシーンでも便利な快適装備
スペーシア・ギア専用装備として、濡れたまま乗っても汚れにくいという撥水加工シートや、砂や泥汚れにも強いという防汚タイプラゲッジフロアを採用。
また、快適な後席空間を演出するため、マルチユースフラップが採用されている。フラップの位置や角度を調整することで、くつろぎ感を得られるというオットマンモード、走行中の姿勢安定をサポートするというレッグサポートモード、荷物の落下を予防するという荷物ストッパーモードの、3つのモードが選択できる。
さらに、冬の寒い日にも快適な運転をサポートする狙いのステアリングヒーターも標準装備。