内外装を刷新、これがラストモデルに
ゼネラルモーターズ・ジャパンは、新型「キャデラックXT4」を全国のキャデラック正規ディーラーネットワークで販売開始した。メーカー希望小売価格(税込)は7,900,000円、デリバリー開始は2025年初旬予定。
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XT4は、世界的に人気の高いコンパクトSUVセグメントにおけるキャデラックの戦略的モデルとして、2021年に日本へ導入された。新型XT4は、エクステリアではフロントとリアのフェイシアを刷新、インテリアには新素材のメタルインサートを使用し、インストルメントパネルも一新。さらに33インチLEDディスプレイやAKG社製のサウンドシステムを新たに装備するなどしている。
キャデラック最新のデザイン哲学を反映したエクステリア
フロントでは、ボディ両端に縦型に配置されたLEDのヘッドランプと、水平に配置されたウィンカーランプがキャデラックであることを印象づけている。グロスブラックスポーツメッシュのグリルにはキャデラッククレストを備え、重厚さとスポーティさを演出。リアはリフレクターとバンパーを縦型に変更、足元には新デザインの20インチダイヤモンドカットアルミホイールが備わる。
空気抵抗の低減と静粛性向上も図られており、フロントグリルにはアクティブグリルシャッターを搭載、必要に応じて閉じることで空力特性を最適化するという。リア下部のフェイシアは、空気の流れをスムーズに導くというディフューザー形状を採用ししている。
上質さと先進テクノロジーで快適性を追求したインテリア
インテリアには新素材のメタルインサートや高品質なレザートリム、リアルカーボンなどを採用。ジェットブラックの内装にはブルーステッチのアクセントを施し、「上質かつスポーティで心躍る空間」を狙いとしている。インパネには、湾曲したデザインと、優れた視認性を持つという9K解像度の33インチアドバンストカラーLEDディスプレイを装備。
また、ロングホイールベースによって広々とした室内空間と快適な乗り心地、ラゲージスペースの両立が図られており、クラストップレベルのリアのレッグルームや、通常時637Lのカーゴスペース(後席バックレストを倒せば最大1,384Lまで拡大)を実現。
音響・録音システムメーカーAKGによるAKG 14スピーカーオーディオシステムも採用され、堅牢なボディとラミネート遮音ガラスとの相乗効果で、極上の音響空間を生み出したとのことである。
卓越したパフォーマンスと高効率を両立
搭載エンジンは、クラストップレベルの230PSを誇る2L直列4気筒直噴ターボ。ツインスクロールターボチャージャーにより低回転域から鋭いレスポンスを発揮する一方、アクティブフューエルマネジメントシステム(低負荷時には4気筒のうち2気筒を休止する)によって燃費効率を向上させるという。9速オートマチックトランスミッションも俊敏な加速と高速巡航時の低燃費を強化するとしている。
駆動システムには、卓越したパフォーマンスと高効率のため、ツインクラッチAWDシステムを標準装備。左右後輪間の駆動トルクを最適に制御するトルクベクタリング機能により、精密なハンドリングを実現したとのこと。4モードから選択可能なドライブモードセレクターや、減衰力可変のアクティブスポーツサスペンションにより、どんな路面状況でも確実で俊敏かつしなやかな走行性能を楽しめるという。
革新的な安全機能と運転支援システム
XT4には各種の安全装備や運転支援システムが標準装備されている。エマージェンシーブレーキシステムは、カメラやセンサーを用いて、検出された車両や歩行者との衝突リスクを回避、または軽減するため自動的にブレーキをかけるなど、緊急時にドライバーの操作をサポートするとのこと。
アクティブセーフティを強化するリアカメラミラーは、通常のルームミラーとして使用するだけでなく、デジタルミラーに切り替えることで、広角な後方映像を表示することが可能。角度調整やズーム機能を駆使し、視界や視認性を高めて、より安全な運転環境を提供するという。
なお、キャデラックXT4はカンザス工場での生産を電気自動車に移行するため、2025年1月の生産終了が発表されており、日本でもこのマイナーチェンジが最終モデルになる。メーカー希望小売価格(税込)は7,900,000円、ハンドル位置は左のみ。
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