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810kmの航続距離はEVの新たな基準となるか。欧州で納車が始まったボルボの次世代SUV「EX60」

ボルボ、新型EV「EX60」の欧州納車を開始

ボルボ・カーズは2026年7月16日、新型の完全電気自動車SUV「EX60」のヨーロッパにおける顧客向け納車を開始したと発表した。今年1月の初公開時に世界中から熱狂的に迎えられたこの5人乗りモデルは、最大810kmという圧倒的な航続距離と驚異的な急速充電性能を備えている。ボルボにとって世界最大のEV市場セグメントへの初投入となるこの野心作は、EVにおける「航続距離の不安」を過去のものにし、新たなスタンダードを打ち立てる存在として注目を集めている。

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待望の次世代SUV、母国スウェーデンから納車がスタート

ボルボ・カーズが社運を賭けて開発した新型電気自動車のEX60が、ついに顧客の元へと届き始めた。記念すべき最初の納車は、同社の本拠地であるスウェーデンの顧客に対して行われた。今後数週間から数ヶ月の間に、欧州各地でさらに多くの顧客がこの新型SUVのステアリングを握ることになる。EX60の生産と納車は2026年後半にかけて本格的にペースを上げていく計画であり、現在ヨーロッパ全土に加えて米国でも受注枠が開放されている状況だ。

このEX60は、ボルボと顧客の双方にとってまさにゲームチェンジャーとなるべく設計されたモデルである。価格設定は、これまで同社の屋台骨を支えてきたベストセラーモデル「XC60」のプラグインハイブリッド車と同等の水準に抑えられている。ボルボのチーフ・コマーシャル・オフィサーを務めるエリック・セヴェリンソン氏は、数千時間にも及ぶ過酷な開発期間を経て最初の一台を顧客に届けられたことは、同社にとって非常に感慨深い大きな節目であるとコメントし、今後の展開に強い期待を寄せている。

クラスを凌駕する最大810kmの航続距離と実用的な充電性能

EX60の最も特筆すべき点は、電気自動車の永遠の課題とされてきた航続距離の不安を根本から解消したことにある。最上位の全輪駆動モデルは、1回の充電でクラス最高となる最大810kmの走行が可能だ。この数値は、ボルボがこれまでに送り出してきたどの電気自動車よりも優れているだけでなく、直近で発表されたライバル各社のモデルをも凌駕しており、このセグメントにおける新たなベンチマークとなる存在である。デザインからソフトウェアに至るすべての要素が、航続距離の最適化に向けて緻密に連携している結果だといえる。

妥協を許さない姿勢は、充電性能の高さにも明確に表れている。400kWの急速充電器を使用した場合、わずか10分間の充電で最大340km分の航続距離を回復させることができる。さらに、特定のバリエーションではバッテリー残量10%から80%までの充電をたったの16分で完了させることが可能だ。長距離ドライブの途中で短いコーヒーブレイクをとる間に、再び走り出すための十分な電力を確保できる。これは、電気自動車を選択することがもはやガソリン車に対する妥協ではないことを強く証明している。

新世代アーキテクチャーが支える多彩なラインナップ

ユーザーの多様なライフスタイルに応えるため、EX60には3種類の異なるパワートレインをベースにした合計7つのバリエーションが用意されている。最大810kmの航続距離を誇る全輪駆動の「P12 AWD エレクトリック」を筆頭に、最大660kmの航続距離を持つ「P10 AWD エレクトリック」、そして最大611kmを走破する後輪駆動モデル「P6 エレクトリック」などがラインナップされている。これにより、日常の買い物から長距離の旅行まで、あらゆるニーズに最適な一台を選択することができる。

また、EX60はスウェーデン国内で設計、開発、そして製造の全工程が行われるボルボ初の完全電気自動車でもある。この画期的なモデルを根底から支えているのは、「SPA3」と名付けられた全く新しいスケーラブル・プロダクト・アーキテクチャーだ。この新世代のプラットフォームには、メガキャスティングと呼ばれる超大型鋳造技術や、セル・トゥ・ボディ・バッテリー技術といった最新鋭の製造テクノロジーが惜しみなく投入されている。EX60は、電動化時代におけるボルボの高度な技術力と本気度を力強く証明する一台である。

【ル・ボラン編集部より】

新型EX60が提示する最大810kmの航続距離や新世代アーキテクチャーといった技術的飛躍は、一見するとスペック至上主義の産物にも思える。だが、直近のEX30などがそうであったように、ボルボのEVはどれほど高性能化しようとも、根底には徹頭徹尾「人間中心」の温もりが息づいているはずだ。冷徹なまでの最新テクノロジーと、乗る者を優しく包み込むスカンジナビアンな安らぎ。この相反する要素がかつてない高次元で融和している点にこそ、次世代ボルボの真価がある。日本上陸が今から待ち遠しい。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Volvo Cars
LE VOLANT web編集部

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