2024年式 アルピナB3 ツーリング(G21型)
2025年11月29日に栃木県で開催された「ALPINA BUCHLOE FINAL MEETING」には新旧さまざまなアルピナが集まった。今年はアルピナのラストイヤーということで、旧いモデルのみならず、アルピナという自動車メーカーの傑作の系譜を受け継いだ新しいモデルも輝きを放っていた。ここでは、MAさん(取材時56歳)が乗ってきたG21型のアルピナ B3 ツーリングを紹介しよう。
【画像6枚】美しきエンジンルームと伝統のコクピット。MAさんの「アルピナ B3 ツーリング」を写真でチェック
E92 M3、F87 M2を経て辿り着いた、自身初となるアルピナの世界
「以前、E92型のM3とF87型のM2に乗っていたのですが、アルピナは一度も所有したことがありませんでした。ということで、B3 ツーリングが初めてのアルピナです。リムジンではなくツーリングですが、もう、ぶっちぎりで俊敏です。M2よりも速いですね」
4年前に試乗し、すぐさまオーダーしたものの、なかなか納車されず、1年8ヶ月ほど待ってようやく、このエクスクルーシブなモデルが手元に来たのだという。その間にアルピナの拠点があるブッフローエのファクトリーで生産された最後のモデルとなるB3 GTリムジンとB3 GTツーリングがリリースされたが、MAさん的にはB3 ツーリングで良かったと思っているそうだ。

「2024年式の夏ぐらいに納車された新車ですが、B3 ツーリングに毎日乗っています。仕事、買い物、家族との外出時とかです。ロングランも快適なので、北海道に2回行きました。そんな感じでたくさん乗っていたら、すでに走行距離が1万1000kmまで伸びています」
納車1年で1万1000kmを走破。北海道へのロングランもこなす「究極の実用車」
アルピナは圧倒的な動力性能、卓越したドライビングパフォーマンス、俊敏なダイナミクス、独特のドライビングコンフォートを特徴としているが、MAさんによるとクルマの完成度が高すぎて、エンジンを2000rpmまで回せばすべてが完結するそうだ。

「新車を購入したのでイジったり直したりした部分はなく、フルノーマルで乗っていますが、クルマに明るくない一般の人が見たら普通のBMW 3シリーズ・ツーリングだと思いますよね。それも特徴のひとつと言えます。ホイールを縁石などでガリッとしないように気をつけていますが、普段乗りを楽しめる点もB3 ツーリングの魅力です」
今後、アルピナならではの独特のドライビングコンフォートを堪能しながら日本一周旅行に行きたいとも話してくれたので、MAさんのB3 ツーリングは順調に累計走行距離を伸ばすことになるだろう。
【画像6枚】美しきエンジンルームと伝統のコクピット。MAさんの「アルピナ B3 ツーリング」を写真でチェック