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【ニュルFF最速奪還】VWゴルフGTIエディション50が7分44秒523を記録、シビック・タイプRを超越

フォルクスワーゲン ゴルフGTI エディション50
フォルクスワーゲン ゴルフGTI エディション50
フォルクスワーゲン ゴルフGTI エディション50
フォルクスワーゲン ゴルフGTI エディション50
フォルクスワーゲン ゴルフGTI エディション50

宿敵を0.358秒差で退けた、50周年記念モデルの執念

フォルクスワーゲンは2026年5月7日、GTI誕生50周年記念モデル「ゴルフGTI エディション50」が、ニュルブルクリンク北コースにおいて前輪駆動(FF)量産車の最速ラップタイムを更新したと発表した。記録されたタイムは7分44秒523。2023年4月にホンダ・シビック・タイプRが打ち立てた7分44秒881を0.358秒短縮する快挙となった。これにより、本モデルはこれまでのVW量産車のなかで最速の存在として、その特別な地位を確固たるものにした。

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日常を切り裂く325psDCCが支える高次元のシャシーダイナミクス

ゴルフGTI エディション50は、最高出力239kW(325ps)を誇る、歴代最強で最もダイナミックかつ精緻な量産型GTIだ。停止状態から100km/hまでの加速はわずか5.3秒という俊足ぶりを見せつけ、最高速度は270km/hに達する、まさにサーキット走行に最適化されたモデルといえる。

サスペンションの基本レイアウトは、フロントにマクファーソンストラット、リアに4リンク式を採用。標準のゴルフに比べて車高が15mm低められており、DCCアダプティブシャシーコントロールが標準装備されていることで、高い運動性能を基盤から支えている。

★見出し

グリーンヘルをねじ伏せた「GTIパフォーマンスパッケージ」の真価

過酷な「グリーンヘル」として知られるニュルブルクリンク北コースの20.832kmを走破したのは、VWのテストおよび開発ドライバーであり、レーシングドライバーでもあるベンジャミン・ロイヒターだ。

タイムアタックを敢行した車両には、よりスポーティな走りを実現するオプション設定の「GTIパフォーマンスパッケージ エディション50」が装着されていた。このパッケージにより専用チューニングされたシャシーは車高がさらに5mmローダウンされ、チタン製リアサイレンサーを備えた軽量なR-Performanceエキゾーストシステムが与えられている。足元は19インチの鍛造アルミホイールと、235/35 R19 91Yサイズのブリヂストン・ポテンザ・レース・セミスリックタイヤで強化され、強烈なグリップを引き出している。

始祖誕生から半世紀。普遍の哲学が到達したひとつの頂点

1976年の誕生以来、GTIという3つの文字は、純粋なドライビングの喜びと他に類を見ない独自のライフスタイルを象徴してきた。力強い駆動システム、緻密なシャシーチューニング、前輪駆動の採用、控えめながらもスポーティなデザイン、そして日常での高い実用性という成功のレシピは世代を超えて受け継がれ、これまでに全世界で250万台以上が生産されている。

タイムアタックを担当したロイヒターは、コーナーや起伏、ジャンプすらある独特で過酷なコースにおいても、このGTIが圧倒的なパワーと極めてニュートラルなセッティングによって見事に対応したと語る。まさに専門知識と情熱、そして50年の歴史が融合し、コンパクトセグメントにおける究極のパフォーマンスを証明することとなった。

その熱狂を日本のファンへ。豊橋で体感するGTIの世界観

このように世界中で熱狂的な支持を集め、新たな歴史の1ページを刻んだGTIだが、日本国内でもその魅力を存分に味わえるイベント「GTI FAN FEST」の開催が6月13日(土)に、愛知県豊橋市のフォルクスワーゲン グループ ジャパン 豊橋本社で予定されている。VWの伝統と最新技術に触れ、GTIの世界観を直接体感できる貴重な機会となるはずだ。同イベントの詳しい内容や参加方法については、下記の記事から詳細をぜひ参照してほしい:

■VW「GTI」生誕50周年! 通常非公開の豊橋本社を巡る特別イベント「GTI FAN FEST」が6月13日開催決定

【ル・ボラン編集部より】

昨年6月のテスト走行時、エディション50はすでに格上の四輪駆動モデル「ゴルフR」を凌駕する走りを披露して7分46秒13というラップタイムを刻んでいた。そこからさらにセットアップの熟成を重ね、シビック・タイプRからFF最速の座を奪還した執念には舌を巻く。日常領域での高い実用性を担保しながら、過酷なコースをねじ伏せる卓越したシャシー性能。単なるパワーゲームの勝利ではなく、半世紀にわたりホットハッチの模範であり続けたGTIというブランドの、揺るぎない矜持の表れである。

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