ブランド創立年を冠した、北米市場へ捧ぐ63台の特別なレヴエルト
アウトモビリ・ランボルギーニは2026年5月12日、ブランドにとって最も重要な市場である北米への敬意を表した特別限定モデル「レヴエルトNA63」を発表した。ブランド初のV12プラグインハイブリッド・スーパースポーツである「レヴエルト」をベースに、アメリカとカナダに向けた専用のカラーリングが施されている。生産台数はブランド設立年であり、創立63周年にちなんだわずか63台限定となっている。
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両国のナショナルカラーを再解釈。選ばれし顧客に用意された4種の専用リバリー
レヴエルトNA63の「63」という数字は、フェルッチオ・ランボルギーニが会社を設立した1963年を意味している。そして、2026年に創立63周年を迎えるランボルギーニにとって、この数字はさらに深い意味を持つ。北米市場はランボルギーニのグローバルな成功において中心的な役割を果たし続けており、この限定モデルはその強固な絆を祝うために誕生したのだ。生産される63台はすべて、アメリカおよびカナダの顧客に向けてデリバリーされる。
北米の文化とアイデンティティを表現した4種類の専用リバリー
エクステリアの最大の特徴は、ランボルギーニの伝統と北米の文化的アイデンティティを反映して特別に開発された専用リバリーである。フロントフードには2色のストライプが走り、サイドスカートやフロントスプリッター、リアディフューザーのウイングエレメントにもコーディネートされたアクセントが施されることで、ダイナミックで統一感のある視覚的特徴を生み出している。
設定されるカラー構成は全部で4種類用意されている。最初の構成は「Blu Marinus」のボディカラーをベースに、フロントストライプに「Rosso Mut」と「Bianco Monocerus Matt」を組み合わせたものだ。これはアメリカ国旗の赤・白・青と、カナダ国旗の赤・白の両方をオマージュしたトリコロールカラーとなっている。赤いアクセントはスプリッターやサイドスカートなどにも配され、大胆なキャラクターを強調している。
このほかにも、顧客は3つの選択肢からパーソナライズが可能だ。ひとつめは「Grigio Serget」のボディにBlu RoyalとBianco Monocerusのアクセントを合わせた仕様である。ふたつめは「Bianco Sideralis」のボディにRosso MarsとBlu Royalのディテールを配し、アメリカ国旗の色を反映させた仕様だ。そしてみっつめとして「Grigio Acheso」のボディにNero NemesisとArancio Xantoのアクセントを組み合わせた仕様が用意されている。
伝統の自然吸気V12と最新PHEVがもたらす、システム総合1015psの熱狂
ベースとなるレヴエルトは、ランボルギーニの新たなフラッグシップとして軽量なカーボンファイバー製モノコックを採用した新世代のスーパースポーツである。パワートレインは、伝統の6.5L自然吸気V12エンジンをミッドシップに搭載し、フロントに2基、リアに1基の計3基のモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用している。
NA63エディションもこの革新的なアーキテクチャや先進的なエアロダイナミクスをそのまま継承しており、システム合計で最高出力1015ps、最大トルク807Nmという途方もないスペックを発揮する。これにより、0-100km/h加速はわずか2.5秒、最高速度は350km/h以上という驚異的なパフォーマンスを実現し、ドライビングダイナミクスと効率性を高い次元で両立させている。自然吸気V12エンジンがもたらす官能的な走りと、電動化による緻密な制御が見事に融合した、まさに次世代のランボルギーニを象徴する特別な1台である。
【ル・ボラン編集部より】
北米市場はランボルギーニ最大のパトロンである。創立年を冠した「レヴエルトNA63」は、単なる限定商法ではなく、その歴史的紐帯に対するイタリア流の恩返しといえる。かつての荒々しい猛牛は3基のモーターを得て、1015psの獰猛さと市街地での洗練という相反する要素を完璧に両立させた。伝統の自然吸気V12と最新の電動化技術が高度に結実した姿は、多様性を尊ぶ北米の風土にも通じる。ただ派手なだけではない、ブランドの過去と未来を繋ぐ成熟の証として評価すべき一台だ。
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