メルセデス・ベンツ、新型「GLCエレクトリック」のラインナップを拡充
メルセデス・ベンツは2026年6月9日、電動SUVのベストセラー「GLCエレクトリック」のラインナップを拡充し、新たに2つのバリエーションを追加してドイツで受注を開始した。新世代のデザイン言語と先進技術を融合した同モデルは、ブランド史上最高の注文数を記録するほどの注目を集めている。今回の拡大により、eモビリティへの移行を目指すユーザーへさらなる選択肢を提供する。
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新バリエーションの追加と魅力的な価格設定
ドイツで新たに注文可能となったのは、二輪駆動の「GLC 250 エレクトリック」と四輪駆動の「GLC 300 4MATIC エレクトリック」である。価格はGLC 250が税込で6万4736ユーロ(約1202万円)からとなる。また、GLC 300 4MATICは税込で6万8306ユーロ(約1268万円)から設定されている。なお、上位モデルの「GLC 400 4MATIC エレクトリック」も税込7万1281ユーロ(約1323万円)で購入可能だ。
個人顧客向けにはGLC 250 エレクトリックが月額520ユーロ(約9万6000円)から、GLC 300 4MATICが545ユーロ(約10万1000円)からという魅力的なリースプランも用意されている。これは頭金20%、36か月契約、総走行距離4万5000kmという条件だ。圧倒的な人気を誇る本モデルは、現在ドイツのブレーメン工場にて3交代制のフル稼働体制で生産されている。
優れた航続距離と圧倒的な急速充電性能
パワートレインには高効率なリチウムイオンバッテリーを採用した。新導入のGLC 250は85kWhの使用可能容量で最大650kmの電動航続距離(WLTP)を実現し、GLC 300 4MATICは最大616km、最上位のGLC 400 4MATICは94kWhの容量で最大715kmに達する。
充電性能も進化し、最大DC充電出力は320kWまたは330kWに対応する。これにより10%から80%までの急速充電をわずか22分で完了できる。また、10分間の充電で最大255〜265kmの航続距離を補充電できるため、長距離ドライブでも短い充電時間でリラックスした旅を継続可能だ。
高い走行性能と日常に寄り添う多用途性
足回りには、極上の乗り心地を提供するエアサスペンション「AIRMATIC」をオプション設定した。さらに、最大4.5度の後輪操舵を可能にするリアアクスルステアリングを選ぶことで、最小回転半径を12.1mから11.9mへ縮小でき、狭い道での優れた俊敏性を発揮する。
空間の多用途性も特徴であり、ラゲッジルームは570Lから最大1740Lを確保した。加えて車両前方には128Lのフロントトランク(フランク)を備えている。さらに最大2.4トンの許容牽引荷重に対応し、日常からレジャーまで幅広いニーズに応える。
未来を先取りする先進のデジタル技術と安全装備
インテリアには、メルセデス・ベンツ最大となる99.3cmの没入型「MBUXハイパースクリーン」をオプションで用意した。車載OSの「MB.OS」がインフォテインメントや運転支援をシームレスに統合し、クラウドを介した定期的なOTAアップデートで常に最新状態に進化する。
安全面では「MB.DRIVE」のもと、ディストロニックやパーキングアシストを標準装備した。オプションでSAEレベル2の自動運転支援や360度カメラも追加でき、新型GLCエレクトリックは直感的で将来を見据えたインテリジェントな相棒に仕上げられている。
【ル・ボラン編集部より】
新型GLCエレクトリックの真の価値は、相反する要素が高い次元で融合している点にある。巨大なハイパースクリーンや発光するグリルなど最先端のデジタル体験を誇る一方、最大2.4トンの牽引能力やSクラス譲りのエアサスによる極上の乗り心地など、実用車としての基本性能に妥協はない。最新のハイテク装備で乗員を魅了しつつも、長距離を疲れ知らずに移動するというメルセデス伝統の哲学は健在だ。未来的なデジタルガジェットとしての顔と、泥臭い多用途性が見事に共存した新時代の万能SUVである。
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