
























北米トヨタ、カローラ誕生60周年を祝う「2027年モデル 特別仕様車」を発表
北米トヨタは2026年8月18日、カローラの誕生60周年を記念する「2027年モデル カローラ60周年記念特別仕様車」を発表した。1966年の初代誕生から世界中で愛されてきた歴史を称え、米国市場において2500台のみが限定販売される。人気グレードであるSEハイブリッドをベースに数々の専用装備を与えられたこの特別なモデルは、2027年初頭に北米の販売店に導入される予定である。
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伝統と未来を融合させた2500台の限定車
1966年に日本で産声を上げたカローラは、コンパクトカーから始まり、現在ではトヨタの歴史において最も重要なグローバルモデルの一つへと成長を遂げた。この60年にわたる歩みの中で、カローラは時代とドライバーのニーズの変化に寄り添い、常に進化を続けてきたのである。
今回発表された60周年記念特別仕様車は、その輝かしい伝統を称えつつ、最新のハイブリッド技術とスポーティなスタイリングで未来への姿勢を体現したモデルだ。米国で2500台の限定生産となるこの車両は、人気グレードのSEハイブリッドをベースに開発され、優れた燃費性能と力強いプロポーションを見事に両立させている。
赤と黒が際立つ専用の内外装
エクステリアには現行初期モデルへのオマージュとして、ブラック仕上げの専用18インチアロイホイールが採用され、足元に安定感を与えている。ボディ色は定番の「アイスキャップ」に加え、カローラセダン初採用となる専用色「スーパーソニックレッド」を用意した。さらに専用の60周年記念バッジが装着されるほか、スポーツメッシュのグリルやリアディフューザーが力強さを強調している。
室内空間にも特別な祝祭感が演出されている。運転席にはブラックとレッドのスポーツファブリックをあしらった専用スポーツシートが装備され、専用デザインのドアシルやフロアマットが特別感を高める。また、大型10.5インチ画面を備えたオーディオマルチメディアシステムが標準装備され、ナビゲーションなどを快適に利用できる。
ハイブリッドの恩恵と洗練された走り
特別仕様車のベースとなるハイブリッド車は、1.8Lエンジンに電子制御無段変速機を組み合わせた第5世代トヨタハイブリッドシステムを搭載する。最高出力は138psを発揮し、モーターとエンジンの動力をシームレスに融合させて滑らかな走りを実現した。なお標準モデルには、169psを発生する2.0Lガソリン車も設定されている。
車体にはTNGA-Cプラットフォームが採用され、超高剛性ボディと低重心設計が走りを支える。最適にチューニングされたサスペンションにより俊敏なハンドリングと乗り心地を両立した。ドライバーは走行モードを選択できるほか、トラクションを求めるユーザー向けにハイブリッド車には電子制御オンデマンドAWDも用意されている。
充実の安全装備と今後の発売スケジュール
安全面では、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス3.0」が全グレードに標準装備されている。これには歩行者検知機能付きのプリクラッシュセーフティや、全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールなどが含まれる。また、後退時に接近する車両を検知するリアクロストラフィックアラート付きブラインドスポットモニターも全車標準装備となる。
通常の2027年モデルは今秋より北米で順次導入され、ベースとなるLEグレードの価格は2万3325ドル(約370万円)からに設定された。一方、米国2500台限定の60周年記念特別仕様車は2027年初頭の導入予定で、価格は後日発表される。なお、ガソリン車は米国のミシシッピ工場、ハイブリッド車は日本の高岡工場でそれぞれ生産される。
【ル・ボラン編集部より】
1966年の誕生以来、世界のモビリティを支えてきたカローラ。かつての実用一辺倒な大衆車という立ち位置から、現在ではTNGAプラットフォームと最新ハイブリッドを武器に、驚くほど動的な洗練を手に入れている。優れた燃費性能とスポーティな操縦性という背反する要素を高い次元でまとめ上げた本機は、北米市場における確固たる地位の証だ。専用の赤いシートに身を沈め、シームレスなトルクを引き出すとき、単なる移動の道具を超えた名車の系譜を確かに感じるはずだ。
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