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名車マークVIの哲学を現代へ。ベントレー、クルー工場80周年を祝う世界に一台の「コンチネンタルGTアズール」

ベントレーがクルー工場での生産80周年を記念した特別な「コンチネンタルGTアズール」を発表

ベントレーモーターズは、英国クルー工場での自動車生産開始から80周年を迎えたことを記念し、世界に一台の特別なビスポークモデル「コンチネンタルGTアズール」を発表した。ロールス・ロイスおよびベントレーの愛好家クラブが開催する記念イベントでお披露目されたこのモデルは、同工場で最初に生産された名車「マークVI」へのオマージュとしてマリナー部門が手がけたものだ。伝統の職人技と最新のウェルネス技術が融合した、特別なグランドツアラーの詳細をお伝えする。

【画像12枚】ベントレー生産80周年の結晶。新旧の美しいモデルが時代を超えて共演する姿をギャラリーで確認する

クルー工場生産80年を祝う記念モデルの誕生

2026年8月29日、ブリティッシュ・モーター・ミュージアムにおいて、ロールス・ロイスおよびベントレー愛好家のための国際クラブによる、クルー工場生産80周年を祝う記念イベントが開催された。会場には1946年製のマークVIから最新モデルに至るまで、世界中のオーナーから集められた歴史的車両が並び、同工場が築き上げてきた伝統を振り返る特別な一日となった。

この歴史的な節目を祝うため、ベントレーのビスポーク部門であるマリナーの職人たちは、特別なコンチネンタルGTアズールを製作した。モチーフとなったのは、ベントレーのヘリテージコレクションに収蔵されている1950年製のマークVIである。かつてH.J.マリナーがコーチビルドを手がけたツートーンカラーの美しいモデルであり、イベント当日は新旧の2台が並んで展示された。

名車「マークVI」の優美なカラーリングを現代に再現

現代のベントレーでは約100種類ものボディカラーを選択できるが、マリナーのデザイナー陣は今回の記念モデルを仕立てるにあたり、最新のトレンドではなく時代を超えたエレガンスを表現することを選んだ。エクステリアには深みのあるバーナート・グリーンのソリッドカラーが採用され、ルーフ部分はマリナー・ブラックで塗り分けられており、歴史的な名車の姿を現代のプロポーションによみがえらせている。

このクラシックなツートーンカラーに対し、現代的なカーボンファイバー製のスタイリングパーツを組み合わせることで、伝統と先進性を見事なバランスで調和させている。足元にはブラックペイントと切削加工が施された22インチの10スポークホイールが装着され、走行中もベントレーの「B」ロゴが常に水平を保つホイールバッジや、ブラックのブレーキキャリパーが足元を引き締めている。

最高峰のクラフトマンシップが息づく室内空間

1946年当時においてラグジュアリーの頂点とされたマークVIの内装に敬意を払い、記念モデルのインテリアもクラシカルな雰囲気に仕立てられている。メインのレザーには「クリケットボール」と呼ばれる深みのある赤が選ばれ、ブラックの「ベルーガ」レザーが組み合わされた。そこに現代の高度な職人技である精緻なコントラストステッチやダイヤモンドキルティングが施され、80年前には実現できなかった極上の仕上がりを見せている。

ダッシュボードには、グランドブラックのピアノウッドの上にダークステインのバー・ウォールナット材があしらわれ、空間を横断するクロームのピンストライプがアクセントになっている。また、アナログメーターやプレーンな木目パネルに切り替え可能なローテイティングディスプレイ、専用の高級オーディオシステムなど最新の快適装備も惜しみなく投入された。サイドステップには生産80周年を記念する特別な文字と、2台の車両のシルエットが刻まれている。

クルー工場とベントレーの歴史的歩み

イギリスのクルーにあるピムスレーン工場は、もともと1938年に航空機用エンジンの製造拠点として建設され、1946年からベントレーの自動車工場として新たな歴史を歩み始めた。そこで最初に生産されたモデルがマークVIである。タフな6気筒エンジンを搭載したこのモデルは、高い信頼性と控えめなエレガンスが評価され、当時としては異例の成功となる4000台以上が生産された。

ベントレーは現在もこのクルー工場において、4000人を超える熟練のスタッフの手で最高級のグランドツアラーを作り続けている。手作業による伝統的なクラフトマンシップと最先端のエンジニアリングの融合は、ブランドの創設者であるW.O.ベントレーの哲学を受け継ぐものだ。80年の歴史を持つ工場は、これからも持続可能な手法を取り入れながら、ラグジュアリーモビリティの未来を切り拓いていくことだろう。

【ル・ボラン編集部より】

クルー工場80年の血統を「アズール」のバッジと共に体現した意義は深い。現行コンチネンタルGTは強大な質量を忘れさせる鮮やかな回頭性と、外界と隔絶された静粛性の同居が高く評価されてきた。今回のマリナーによる作品は戦後復興の象徴たる名車「マークVI」の色彩をまといながら、最新のウェルネス技術やカーボンパーツを平然と内包する。単なる懐古趣味への逃避ではない。最新鋭のグランドツアラーが、ルーツである「静かなるスポーツカー」の哲学へ回帰し、現代の路上でその正当性を証明しようとする矜持が見て取れる。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Bentley Motors

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