V6スーパーチャージャーは456ps/510Nmを発揮
ロータスは4月16日から25日まで開催している上海モーターショー2019において、レーシングコンセプトモデルの「エヴォーラGT4コンセプト」を発表した。
ロータスは2020年にGT4カテゴリーでのレース参戦を計画しており、今回発表されたのはエヴォーラをベースにしたレース参戦用マシンのコンセプトとなる。
パワートレインは456ps/510Nmを発揮する3.5L V6スーパーチャージャーエンジンに、パドルシフト付きのモータースポーツ用6速トランスミッションを組み合わせる。ボディパネルの多くにカーボンファイバーが用いられ、車両重量は1200kgにとどめられた。
内外装はレーシング仕様にモディファイ。エクステリアでは、カナードが着脱可能なブレーキダクト付きのフロントバンパーをはじめ、ルーフにマウントされた冷却用エアスクープや、モータースポーツウイング、コンポジットリヤディフューザー、スライド式サイドウインドーなどが特徴的。ブレーキはフロントが380×34mm、リヤが355mm×32mmのディスクに4ピストンキャリパーを組み合わせる。
コックピットでは、モータースポーツ用ステアリングホイールをはじめ、6点式レーシングハーネスを組み合わせるフルバケットシート、ロールケージ、消化器などが装備されている。
ロータスではこのGT4コンセプトの発表と同時に、レーシングドライバーのCui Yue選手とGaoxiang Fan選手を中国のファクトリードライバーに任命したことも発表された。彼らは中国で新たに設立されたロータスのドライバートレーニングスクールで講師を務める予定だ。