先進性と高級感の高次元な両立をうかがわせる作り
欧州Cセグメントのベンチマークとしてその名を轟かせる「フォルクスワーゲン・ゴルフ」の次期型は、10月にデビューするとアナウンスされているが今回その開発車両のインテリアを撮影することに成功した。
フォルクスワーゲンはすでに先日外観とインパネ回りのティザーイメージを公開しているが、そのイラスト通りインパネはデジタルクラスターを中心とした仕立て。ほとんどのコントロールは、このインフォテインメントシステムに統合される模様だ。写真からはそれ以外にも新デザインのステアリングホイールやドアトリムのスイッチ類、インパネの基本的な造形も確認できる。ワイド感を強調するインパネのトリムは弧を描きつつ助手席へと回り込んでおり、コンパクトハッチバックとは思えぬ高級感。時代に即したハイテク感とクラスレスといえる高級感を両立しているあたりはさすがゴルフといえそうだ。
開発車両のエクステリアはいまだカモフラージュが残った状態だが、新デザインのグリルやヘッドライト、ボンネットフードを確認することができる。またリヤエンドでは、大型のルーフスポイラーやスポーティなバンパーも明らかになっている。
次期ゴルフのパワーユニットには、直列3気筒1L TSI、直列4気筒1.5L TSIなどがラインアップされるほか、目玉には1Lと1.5L直列4気筒の48Vマイルドハイブリッドモデルが設定されることが正式に発表済み。組み合わせるトランスミッションは、ツインクラッチのDSG(DCT)となる。このマイルドハイブリッドシステムは、高速道路など低負荷走行時にエンジンを停止。惰性走行することが可能で、100km走行あたりに使用する燃料を最大0.4L節約するという。