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日産と伊勢原市が災害連携協定を締結。「ブルー・スイッチ」活動が着々と進展

ピュアEVの「リーフ」を無償貸与。協定は全国で22件目に

伊勢原市と日産自動車、神奈川日産、日産サティオ湘南および日産プリンス神奈川は、2月12日に「災害時における電気自動車からの電力供給の協力に関する協定」を締結した。

この協定は、伊勢原市が電気自動車(EV)を非常用電源として活用できる体制を構築し、伊勢原市内の日産販売会社店舗がEV、「日産リーフ」を無償貸与することで市民の生命および身体の安全を守ることを目的としている。

日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため2018年5月に日本電動化アクションの「ブルー・スイッチ」を発表。その活動を牽引するリーダーとして、全国の自治体や企業と協力してEV普及を通じた社会の変革に取り組んでいる。

一方、伊勢原市は2019年度に日産リーフを公用車として導入するなど防災体制の構築を推進。さまざまな団体や企業などとも連携し、災害時の応急対策を強化し災害や危機事態に対応できるまちづくりに努めてきた。

今回は日産のブルー・スイッチ活動、伊勢原市の災害連携への取り組みに関してお互いが賛同したことから協定締結の運びとなった。日産にとって、今回の伊勢原市との災害連携協定は、自治体・企業との災害連携協定としては全国で22件目となる。

伊勢原市は、日本遺産「大山詣り」に代表される大山など、観光名所を有しており年間多くの観光客が訪れている。今回の連携協定を機に、今後は計画的なEVや外部給電器の導入、および市民のEVを非常用電源として活用する体制の構築を検討し、観光地近くの避難所における非常用電源の確保を強化。市民だけではなく、観光客への安全・安心も確保し災害に強い観光地を目指すという。

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H.Tanaka

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