日常の足からハードなクロカンまで楽しめる快適な競技スペック
スチール製チューブバンパーがオフロード4駆のイメージを強く演出しているJB64。チューブパイプのフロントバンパーは、JA11のオフロードチューンで定番となっていたアイテム。
シンプルかつ頑丈な作りなので、オフロード走行時に障害物とのヒットを低減し、さらにぶつけたとしても簡単には曲がったり破損したりせずボディを保護する。まさにリアルオフローダーのためのバンパーだ。純正フォグランプに対応するのも見逃せないスポイントである。
一方のリアバンパーは、純正テールランプを流用すべくボックス型でデザイン。天地を可能な限り薄くすることでデパーチャーアングルが大きく向上。もちろん、オフロード走行を重視しての作りであることは言うまでもない。
サスペンションはオリジナルの3インチアップキットを装着する。古くからのジムニー乗りからすると、ペニーレインのサスペンションは競技スペックのハード仕様のイメージが強いだろう。
しかし、JB23用から多様化するユーザーに対応すべく「しなやかな系」もラインナップしている。このJB64も街乗りでの乗り心地を重視した「しなやか」な味付けだ。
しなやかと言っても純正のようにフワフワと落ち着きのない走りではない。しっかりとしたコシを持たせている。また「柔らかいのならヘタリやすいのでは?」という心配も無用。スプリングの素材やなまし方、巻き方、ピッチなど、長年培ってきたノウハウを惜しむことなく投入。以前から謳っている「3年または5万km」のヘタリ保証はしっかりと付いている。
通勤や買い物、レジャーの足、さらにハードクロカンまで楽しめる、快適な競技スペックだ。