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横浜ゴムがヒストリックカー向けタイヤを拡充

GTスペシャル・クラシックのサイズ増に加え、ホワイトリボンタイヤもラインナップ

1960-1970年代に販売されていたヒストリックカー(旧車)の人気が高まっており、当時のクルマを手に入れて走らせたいという人が増えている。そこで問題になってくるのがタイヤだが、当時の標準装着タイヤはもちろん、後に交換されたタイヤでも30年以上経っていることが多く、山は残っていたとしても安全性が保たれてるとは言い難い。とはいえ今のタイヤを履こうとするとサイズがなかったり、あるいはせっかくの旧車の雰囲気が崩れてしまう面もある。


そんなニーズに応えて、横浜ゴムはかつての「GTスペシャル」ブランドのタイヤや、初期のアドバンブランドのタイヤを復刻してきた。もちろん構造もゴムも最新のタイヤであり、旧車を安全に走らせたいユーザーに歓迎されたのは言うまでもない。そしてここにきてニーズの高まりに応えてサイズやタイプを一段と充実。「GTスペシャル・クラシックY350」はMGミジェットやトライアンフ・スピットファイア、トヨタ・セリカや三菱コルトギャランGTO、いすゞベレットなどにも適合するサイズを追加。また、ホワイトリボンの「ラジアル360」もラインナップするなどクラシックスタイルで走りたい人に嬉しいアイテムも設定。たくさん売れる商品ではないのに、愛好者を大事にする横浜ゴムには拍手を送りたいし、クルマ文化を支える意味でも、他のメーカーもこういった姿勢を見習って欲しいところだ。

「RADIAL 360 STEEL」を装着したシボレー・コルベットC2

ルボラン2020年5月号より転載
田畑修

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