プラグインHVスーパースポーツ、「918スパイダー」の後継モデルか?
「ポルシェ918スパイダー」の後継と思われる特許画像が流出。今回はスウェーデンのエージェント経由でその画像を入手したが、実はこの画像が示すモデルの真相はいまだ謎に包まれている。
「918スパイダー」は、「カレラGT」の後継として2010年にコンセプトモデルが初公開。その後、2013年に市販化されたプラグインHVのハイパーカーだ。市販モデルのパワーユニットは4.6LのⅤ8で、これに電気モーターを組み合わせてシステムトータルの最高出力は887㎰をマーク。2.6秒の0~100km/h加速と100km走行あたり3.1Lという低燃費を両立していた。
さて、この特許画像だが現段階での情報は一切ない。外誌がポルシェにコンタクトを取ったところ、「将来のスポーツカーになる可能性はない」との返答。しかし特許画像が現実に存在している以上、その返答の信ぴょう性には疑問が残る。
その外観はポルシェが往年のレーシングカー、「917」の50周年を祝って2019年に初公開した「917コンセプト」がベースと思われる。フロントには、5ポイントのLEDヘッドライトが装備。フロントエンドのワイドなエアインテークには、バー状のLEDデイタイムランニングライトも確認できる。ボディ全体のフォルム、ドア以降のボリュームからミッドシップ形態であることも間違いない。また、リヤエンドには円形のツインエキゾーストパイプも見られシンプルかつレーシーなデザインに仕上げられている。
この画像のモデル、仮に918スパイダーの後継だとすれば順調に開発が進んだ場合で2025年のデビューが予想されている。918スパイダーはプラグインHVだったが、この後継もパワートレインは電動化される可能性が高い。また、918は2013年にニュルブルクリンクで6分57秒のラップタイムを叩き出したが、この後継モデルは6分30秒を切る速さが期待されているという。