特集

迫力のスタイリングに秘めたジムニー老舗ショップの卓越したノウハウ【ジムニー天国2020】

大径サイズタイヤ+4インチ車高アップでド迫力のルックスに

30年近くジムニーショップとして営業するのが大阪のエスポワール。今でも社長自らトライアルの競技に参戦し、経験とノウハウを積み重ねている。そんなショップが制作したのがこのJB23だ。

トレッドのワイド化に合わせて90mmのオーバーフェンダーを装着しワイルドなルックスに仕立てている。

ド迫力のルックスは、245/75R16という大径のタイヤサイズと4インチアップの車高によるもの。また車高に合わせて車幅もワイド化もされており、ストリートからアウトドアまで目立つ仕様となっている。

マフラーはダブル出しを採用。このマフラーも日本国内で職人が作り上げるこだわりのオリジナル品だ。

ポイントはこのタイヤサイズ。お客さんのオーダーなので、このタイヤを履くためにコイルスプリングで4インチアップ。さらに、フロントリーディングアームでキャスター角とコイルベッドの角度、タイヤの前後位置を調整。リアのトレーリングアームも4インチアップ用に交換することで、ホーシングの角度やホイールベースを最適化している。車高が上がった分、プロペラシャフトの長さが足りなくなるためスペーサーを用いて調整も行っている。

4インチアップコイルとショックもオリジナルだ。ショックはロングタイプに延長ブラケットを追加する。

ホイールはスペーサーで30mmワイド化をするとともに、90mmのオーバーフェンダーを装着してボディをワイド化。また、インナーフェンダーを加工することでタイヤとボディの干渉を防いでいる。当然ではあるが、ブレーキホースのロング化などもしっかりと行っている。さらにこのスタイリングに負けないように、マフラーはツインテールに交換するなどルックスにも気を配っている。

コイルスプリングやラテラルロッドなども国内生産。安全面にかかわるので品質にもこだわっているのだ。

大切なのはここから。実はここまで使用したパーツはすべてエスポワールのオリジナル品。もちろん一般的な2インチアップもできるが、こんなハイスタイルのカスタムも定番メニューとして対応できるのだ。

リアラテはアップ(左)とダウン(右)ブラケットで補正。角度を最適化することで自然な操作性となる。

なお新型用のパーツも続々とリリース。新旧を問わず、世界に1台だけのジムニーを作りたいと思ったらエスポワールに相談するといいぞ!

フロントアームは車高アップに合わせてロング化。ちなみに車高量ごとに数種類をラインナップ。

ジムニー天国2020より転載
CARSMEET web編集部

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