特集

【ジムニー究極パーツセレクション 06】オールラウンドの走りを高次元で発揮する【ジムニー天国2020】

【Off Road Service TANIGUCHI】14段調整式ショック A14X / ソルブACE40コイルスプリング
スタビレスが好印象! 驚異のロングストローク

新型ジムニーが発売されて早くも1年が経過。そして、ついに老舗パーツメーカーのオフロードサービスタニグチが満を持して、ソルブACE40コイルスプリングと14段調整式ショックA14Xを完成させた。

●SOLVE ACE40コイルスプリング 価格:未定
●14段調整式ショック A14X 価格:72,000円/台

装着されているソルブACE40コイルスプリングは最終試作品で、市販品はブラック塗装に赤文字でブランド名がペイントされる。ショックアブソーバーA14Xは同社の60mmアップコイルスプリングにも対応するロングモデルだ。

JB64のサスペンションシステムは、JB23と同じ3リンクのコイルリジッド式を採用しているが、車両重量はもちろんのこと、前後の重量バランスが大きく異なっていた。JB64が搭載するR06エンジンは、JB23のK6Aよりも全長が短くて奥まっているためにフロントアクスルへの加重が少ない。そのためにオンロードでの機動性は高いのだが、フロントトラクションが弱くてオフロードの上りにおけるグリップ力が弱いのだ。JB23のデータはまったく通用せず、フロントとリアの関連性の強さも影響し、オンロード指向とオフロード指向ではバネレートの設定が大きく異なる。そんな背景があって開発に時間を要したという。

オンロードからオフロードまで、快適性や安定性、走破性など、走りに関するすべての面でノーマルを格段に上回る。

タニグチはJB64用リフトアップコイルとして20mm、40mm、60mmをラインアップ。ソルブACE40は中間的な位置づけで、オンロードとオフロードの両立を図ったセッティング。デュアルレートを採用しているので、初期入力に対してはマイルド、そして奥で踏ん張る味付けだ。スタビを外しても腰砕けなどせず、その状態でワインディングを果敢に攻めることも可能。さらに、A14Xショックアブソーバーは同社の60mmアップに対応するロングモデルゆえ、40mmアップながらも3インチアップに匹敵するストローク量を発揮する。懐が非常に深いサスペンションだ。

【問い合わせ】オフロードサービスタニグチ 079-264-4455 http://www.ors-taniguchi.co.jp/

Photo:古閑章郎 Text:内田 靖

ジムニー天国2020より転載
CARSMEET web編集部

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