コラム

“オン”と”オフ”の切り替えも自由自在! プロカメラマンも認める「ランドローバー・ディスカバリー・スポーツ」の多様性

スノーボードカメラマンとして活躍するかたわら、自らもアスリートとしてさまざまなスポーツ、アウトドア・アクティビティを楽しんでいる柳田由人カメラマン。本業であるカメラマンとしての撮影対象も、前述のスノーボードだけにとどまらず他競技のアスリート、芸能人やモデルなど多岐にわたる。また、かつては“ドリフト遊び”を嗜んでいたクルマ好きということで、活躍の場は自動車専門誌などにも及んでいる。そんなアウトドア派の典型といえる柳田さんの目にランドローバーはどう映っているのか? 今回はディスカバリースポーツをサンプルとして、その印象を訊いてみると……。

仕事の相棒としてはもちろん、趣味のSUPフィッシングにも大活躍

プロカメラマン「柳田由人」氏。スノーボードプレーヤーながらカメラマンとしてオリンピックでの撮影も行う。スポーツ系からファッション、そして自動車まで幅広いジャンルで活躍中。現在の趣味は「SUPフィッシング」。

「SUVが流行る以前からオフロード4WDを作ってきた老舗ですから、まずランドローバーというブランドそのものにホンモノ感があることに魅力を感じます。個人的には、キャメルトロフィーというタフなアドベンチャーレイドに使われていた“黄色いオフロード車”のイメージが強いですね。このディスカバリースポーツにも、そんな昔のランドローバーに通じるタフなイメージが残されていてイイ感じです。でも、決して無骨というわけではなく街中にも映える雰囲気も好きですね」

3列目を畳んだ状態で963Lの荷室容量を誇るディスカバリースポーツはカメラマンの機材も楽々積載可能。2列目の40:20:40の分割可倒式シートを倒せば、三脚等の長尺モノもすっぽり収まるなど、使い勝手も良好だ。

荷室にもアクセサリーソケットが備わっているので、電気が必要な場面でも重宝する。

数多くの趣味の中でも、現在はSUPフィッシングに力を入れている柳田カメラマンは、ディスカバリースポーツのテールゲートを開けると早速ユーティリティをチェック。荷室に設けられたアクセサリーソケットを見つけると持参したSUPを膨らませはじめる。
「こういうことを人力でやると、それだけで疲れてしまいますからね(笑)。電動エアポンプなどに使える外部電源ソケットの類は必須の装備です。あと、手頃なボディサイズにしては荷室が広いことも嬉しいポイントですね。ボクはSUPフィッシングのほかに渓流釣りも楽しんでいるのですが、大きすぎないボディで荷室が広いのは好感度が高いです。ああ、このクルマ3列シート仕様なんですか? ボクもそうですが、子どもがいるご家庭なら多人数乗車できることも魅力ですね」

ちなみに当日、柳田さんが現場に乗って来たのはラージ級の某国産ミニバン。3列目シートが畳まれた荷室には、大量の撮影機材と門外漢には何に使うのかすら不明な趣味用アイテムがぎっしりの状態だったが……。

普段使用する機会こそ少ないものの、多人数でちょっと出かける際には3列シートがあると便利だ。

「いまは家族で出かける機会が多いので、クルマは常に4人分に十分な座席が確保されていることが大前提。そこに必要な荷物を載せるとなると、現状では割り切ってミニバンを選ばざるを得ないんです。でも、もうすぐ子どもたちが親とは一緒に出かけてくれなくなる年頃になるので(苦笑)、そうしたらクルマの格好良さやキャラクターにも気を遣えるようになります。自分の生活スタイルを考えると、ディスカバリースポーツのようなSUVはピッタリな選択になると思います」

ではアスリートにしてクルマ好きでもある柳田さん、実際にディスカバリースポーツを走らせてどのような印象を抱いたのだろうか?
「SUVであることを差し引いても、視界を含めたドライビングポジションが自然な点が嬉しいですね。コマンドポジションっていいましたっけ? ランドローバーの着座姿勢。実際に乗ってみると、確かにクルマの扱いやすさに繋がっていることを実感できます。シート自体の座り心地も凄くイイ。長距離ドライブの機会が多いので、仕事用のツールとして考えてもポイントは高いです」
今回の試乗車は、2LディーゼルターボのD180モデルだったが……。

2.0Lのインジニウムディーゼルエンジンは、最高出力180ps、最大トルク430Nmを発生。豊かなトルクは実用域からレスポンスもよく、長距離移動でも快適なドライブを提供してくれる。

「ディーゼルなんですか? 静かだし振動も少なくて高級感がありますね。これは嬉しいポイントです。トルクがあって動力性能も申し分ないから、これで仕事に行けたら楽でしょうね。今日は試せませんが、ランドローバーですから積雪路などの悪条件下でも安心して走らせることができるでしょうし」

悪路走破性の高さはランドローバーの最大の魅力。ディスカバリースポーツに備わるテレインレスポンス2を活用すれば、雪道や泥道、砂など様々な路面状況で最適な走行性能を発揮してくれる。ボンネットの下側を疑似的に可視化することができるクリアサイトアラウンドビューは、車両直近にある路面の凹凸を確認できるので便利だ。

仕事柄、柳田さんの愛車には高いユーティリティに加えある程度の走破性は必須という。
「スノーボードカメラマンですから、仕事場に向かうクルマは4WDであることが必須になります。天候のせいで現地に入れない、なんてことはあり得ない。だからクルマの中には、もしもの時に備えたグッズも積んでいます。以前、関東が大雪に見舞われて主要な高速道路が全部通行止めになったときは、夜通しで一般道を走って当日の朝に現地入りしたこともあります。そんな使い方にも、このクルマだったら疲れを最小限にとどめてくれそうです。ブランド力やスタイリングの良さ、SUVとしての優れた使い勝手、そして走りも含めてボクの生活スタイルにランドローバーはピッタリの1台だと思います」

柳田さんのお気に入りのひとつが、サーフィンやSUPフィッシングをする際にリモコンキーの代わりになるアクティビティキー。リアウインドウのセンサーにかざすとドアの解錠と施錠が行える便利なアイテムだ。またウッドの内装やリアゲートのブラックカラーも気に入ったようだ。

子どもたちが巣立ち、良い意味で身軽になった柳田さんがディスカバリースポーツを操り雪原を目指す姿が見られる日は、そう遠くのことではなさそうだ。

【specification】ランドローバー・ディスカバリー・スポーツR-ダイナミック SE D180
■全長×全幅×全高=4610×1905×1725mm
■ホイールベース=2740mm
■車両重量=212kg
■エンジン種類/排気量=直列4気筒DOHCディーゼル+ターボ/199cc
■最高出力=180ps(132kW)/4000rpm
■最大トルク=430Nm(43.7kg-m)/1750~2500rpm
■トランスミッション=9速AT
■サスペンション(F:R)=マクファーソンストラット:マルチリンク
■ブレーキ(F:R)=Vディスク:Vディスク
■タイヤサイズ(F:R)=235/55R19:235/55R19
■車両本体価格(税込)=6,600,000円
問い合わせ先=ランドローバージャパン https://www.landrover.co.jp/

フォト=柳田由人/Y.Yanagida
小野泰治

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