個性際立つスタイリングを実現
トヨタ自動車が、2016年末に発売する予定の新型SUV「C-HR」日本仕様の概要および写真を公開した。C-HRはトヨタ全店で販売され、11月上旬よりウェブサイト上で先行商談受付を開始する。
C-HRは、2014年のパリモーターショーでコンセプトカーがはじめて出展されて以降、2015年のフランクフルトショーなど欧州を中心に披露。2015年の東京モーターショーでの出展から約1年を経て、このたび市販モデルが明らかとなった。
最小回転半径5.2mという取り回しやすいコンパクトサイズのSUVであるC-HRは、現行(4代目)プリウスから採用がはじまった同社のクルマづくりに対する取り組み「TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」をさらに進化させ、低重心パッケージや高いボディ剛性、優れた操縦安定性や快適な乗り心地を達成したモデルであると、トヨタは説明する。
グレード展開は1.8リッターエンジンを組み合わせるハイブリッドシステムを搭載する装備充実版の「G」と「G-T」、そして1.2リッターターボを搭載する標準グレードの「S」、「S-T」の計4グレードをラインナップ。1.2リッターターボモデルの駆動方式は4WDのみの設定だ。
サスペンションはフロントに新開発のマクファーソンストラットを、リアにはダブルウイッシュボーンを採用。大径スタビライザーの使用やアブソーバー減衰力特製の最適化になどにより、優れた乗り心地と操縦安定性を実現しているという。
安全性の面では、衝突回避支援パッケージの「トヨタ・セーフティ・センスP」を全車に標準装備するなど、先進安全・運転支援技術も惜しみなく投入される。
エクステリアはダイヤモンドをモチーフに、強く絞り込んだボディと、大きく張り出したホイールフレアの対比による立体構成で、特徴的で構えのよい造形が目を引く。前後ライトも凝ったデザインだ。ドアミラー下部に搭載された足元イルミネーションでは車名が表示される(GおよびG-Tグレードに標準装備)。
一方インテリアでは「センシュアル-テック」をコンセプトに、新しい操作空間を大人っぽい意匠に仕上げ、先進感が強調されている。
なおこのC-HRについては、発売に先駆けて11月26日に富士スピードウェイにおいて先行試乗会が開催されるとのこと。詳しくは下記でご確認を。
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