コンペティションモデルでは最高出力617psを発生!
BMWは現在ミッドサイズ・クロスオーバークーペSUV『X6』ファミリー改良新型を開発しているが、その頂点に君臨する最強バリアント『X6M』市販型プロタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。
第3世代となる現行型X6は2019年にデビュー、X6Mは翌年2020年に登場しており、これが初の大幅改良となる。
捉えたプロタイプはカモフラージュがかなり軽く、後部に至っては偽装が見当たらない。フロントエンドでは、內部にシャープな「く」の字型LEDデイタイムランニングライトを備えるスリムなヘッドライトを装備、かなり鋭い顔つきになることが予想される。またX7や7シリーズで話題のスプリットヘッドライトは見送られたようで、ラジエーターグリルを若干調整しているが、巨大化はなされていない。
バンパーのコーナーインテーク部分は隠されており、エアロダイナミクスが向上するよう新設計されているはずだ。後部は今後着手されると思われるが、おそらくLEDテールライトのグラフィックの変更程度になるだろう。
キャビン内も大きなアップデートが見られそうだ。X6同様に「iDrive8」インフォテインメントソフトウェアを実行する新しいデュアルスクリーンを配置、センターコンソールデザインも一新されるだろう。また現行型の背の高いギアシフターは、はるかに繊細でコンパクトなデザインに置き換えられることも濃厚だ。
パワートレインは、現在の4.4L V型8気筒ツインターボエンジンをキャリーオーバー、最高出力は555psを発揮し、コンペティションモデルでは最大617psを発揮、0-100km/h加速は3.7秒の動力パフォーマンスを魅せる。