M4の象徴である円形クワッドエキゾーストパイプがセンターよりに配置
BMWは現在、2ドアスポーツカー「4シリーズ」改良新型の開発に着手していますが、その高性能モデル「M4クーペ」の市販型プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュル高速テストに出現したプロトタイプは、ボディ前後のディテールは隠されています。しかし、キドニーグリルの右側にセンサーポッドを配置、ヘッドライトのLEDデイタイムランニングライトは、昨年デビューした3シリーズ改良モデルを反映した新ブーメラン型に進化しています。またバンパーのエアインテーク形状がコンバーチブルと異なっていますが、これはトリムパッケージの違いかも知れません。
後部では「M4 CSL」に似たテールライトを装備、下部バンパーからはM4の象徴である円形クワッドエキゾーストパイプがセンターよりに配置されています。またコンパクトなリップスポイラーを装着し、コンバーチブルと差別化が図られているようです。
M4のキャビン内ですが、今年に入り12.3インチのデジタル計器クラスターと、14.9インチのインフォテインメントシステムで構成される曲面ディスプレイが装備されたため、劇的な変化はないと思われますが、話題の最新のオペレーティングシステム「8.5」へのアップグレードが噂されています。
最大の注目であるパワートレインですが、噂によると3.0L直列6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力はM4歴代最強となる525psへ達する可能性があるといい、これは0-96km/hを3.4秒で加速する現行型「M4コンペティションxDrive」よりも若干の増加となっています。
M4改良新型のワールドプレミアは、最速で2023年内も否定できませんが、2024年初めが有力と見ています。