TESLA FAN BOOK

イーロン・マスクの夢とビジネス。「ボーリング・カンパニーって何の会社?」【テスラファンブック】

独創的なアプローチとタフな精神で世界を驚かせ続ける時代の寵児イーロン・マスク。テスラで自動車業界の風景を変えた彼は、ほかのビジネスにおいて、どのような夢を叶えようとしているのだろうか。

Q:ボーリング・カンパニーって何の会社?
A:イーロン・マスクがトンネルを掘るために作った会社です。

2016年、イーロン・マスクは「渋滞で気が狂いそうだ。トンネル掘削機を作って、いますぐ掘り始めるつもりだ」とツイート。自ら100億円を出資し、突如「ザ・ボーリング・カンパニー」を設立した。そのミッションは、”トンネル掘削のスピード化とローコスト化”。イーロンは大嫌いな渋滞を解消するため、トンネル業界にもイノベーションをもたらそうとしているのだ。

第一弾として、2021年にラスベガス・コンベンション・センターの各展示ホールを結ぶ全長2.7kmの地下トンネルを完成させた。トンネルを走行するのはゲストを乗せたテスラ車で、これが新しい地下交通システム「VEGAS LOOP」だ。

構想の始まりは、2013年にイーロンが発表した「ハイパーループ」。乗客を乗せたカプセルが磁石とファンを使い、減圧されたチューブの中を超高速で移動するというSF的な交通システムだ。カプセルは時速800マイル(約1,287km)で走行し、ロサンゼルス―サンフランシスコ間600kmを30分で結ぶ。この壮大なハイパーループ計画を「実現不可能だ」とする意見は多々あるが、その後どうなっているのかといえば……。

【写真3枚】「渋滞が嫌い」、それを解消しようとするイーロン・マスクの行動力! 

2019年に行われた第4回「ハイパーループ競技大会」では、ミュンヘン工科大学チームが最高速度463kmで優勝。また、リチャード・ブランソンが投資する「ヴァージン・ハイパーループ」は、ネバダ州に実験用のチューブを建設し、2020年には有人のテスト走行に成功、30年の開業を目指しているという。さらに、ハイパーループに投資する企業も、アメリカ以外にインドやスペイン、韓国など数多く存在している。

そして2022年4月、ボーリング・カンパニーが投資家から6億7500万ドル(約880億円)を調達し……続きは、『TESLA FAN BOOK』で!

タイトル:『TESLA FAN BOOK テスラについて知っておきたい100のこと』
 定 価:1,650円 (本体:1,500円)
 ページ数:148ページ オールカラー
 発行年月日:2023年3月29日(水)
 Amazon 商品ページ: https://www.amazon.co.jp/dp/4777026825 
 ネコ・パブリッシング内の紹介ページ: https://www.neko.co.jp/magazine/tesla-fan-book 

LE VOLANT web編集部

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