Garage Life

アヴェンタドールSが映える! デザインに妥協しない建築事務所が設計した、これまでにない美しさのガレージハウス。【ガレージライフ】

兵庫県芦屋市に新築されたガレージハウス。それは、これまでにない美しいデザインに加え、クルマの出し入れが綿密に考えられた斬新なプランだった。

兵庫県芦屋市といえば、全国でも知られる高級住宅街だ。豊かな自然と美しく整備された街並み、瀟洒な豪邸が立ち並ぶその景観は、足を止めてゆっくり眺めていたくなるほど、格別な世界となっている。その一角に、S夫妻の迫力と洗練さが両立したガレージハウスが立つ。

多くの人を魅了してやまない芦屋だが、条件に見合う土地がなかなか見つからないといった難題を抱える住宅地でもある。そんな中、S夫妻が愛犬の散歩中に偶然見つけたのが現在の土地だ。道路から奥まった408.89平米の旗竿地(はたざおち)で、プライベート空間が守られた静かな環境だ。

当時は140平米のマンション住まいであり、愛犬や子どもたちとの暮らしにふさわしい土地を探していた齊藤夫妻にとっては、引き寄せられるように巡り合った土地である。

【写真15枚】モヤモヤがすべて払拭されるような、これまでになかった美しいデザインに 

土地を購入後、S夫妻はガレージハウスの設計を約6社の住宅メーカーに依頼。デザインが美しいこと、そして耐震性に優れたガレージハウスであり、事務所を兼ね備えた注文住宅を希望した。しかし全メーカーから提案されたものは、どれも一長一短があるプランばかり。住宅メーカーの規制で天井高が足りなかったり、美しい外観だがどこかありふれたデザインだったりと、どれがベストな選択肢なのか迷ったという。

見かねた知人が紹介してくれたのが、大阪府と兵庫県でガレージハウスを積極的に設計している、GarageLife Official Dealerの「アドヴァンスアーキテクツ」だ。同社営業の番匠さんとの打ち合わせでは、要望を伝えるヒアリングをじっくり行ったそうだ。

そして2週間後に上がってきた設計プランを見て、これまでのモヤモヤがすべて払拭された。細かい変更は多少出たものの、これまでにない美しいデザインに加え、クルマの出し入れが綿密に考えられた斬新なプランで、はやる気持ちでいっぱいになったという。

水深120cmのプール越しに愛車を眺めることができる、リビング。プールと滴水を採用することで、リゾート感あふれるスペースとなったほか、天井に映る水面(みなも)のゆらぎが心地良い。

完成したS夫妻のガレージハウスは木造のSE構法を採用し、スキップフロアで構成。1階にはガレージと事務所、リビングをプランニング。そして中庭を通じて2階のダイニング・キッチンへとつながる、モダンなデザインだ。天井高が3mもある開放的なリビングは、プライバシーを確保しながらも明るい光が差し込むようにと考慮されたもの。リビングは、ホワイトのクロスとイタリア製タイルを敷き詰めたシャープなデザインだ。

それに相反して2階のダイニング・キッチンは、モノトーンを基調とした造作キッチンを採用した。ガレージはブラックとLEDライトでまとめたビルトインガレージのほか、ガレージ前に4mのスペースを確保したことでフェラーリ、ランボルギーニの出し入れが奥様でも容易になった。ガレージ床にはインターロッキングを敷き詰めることで、タイヤ痕が付かないほか、海外のような路地を連想させるものとなった。

これまで多くのガレージハウスを設計してきた「アドヴァンスアーキテクツ」松尾代表の経験から、Sさんが所有するクルマを理解し、フラットなガレージの床面と広さをプランニングしている。当初中庭だったスペースは後にプールとなり、子どもたちの安全面に配慮してスライドドアを採用。滴水(てきすい)によって水を落とすことで、プールの水面が楽しめ、また愛犬が浅瀬に入って遊べるなど、家族みんなが過ごしやすい満足のスペースとなった。

そして1階には「テクノジム」のマシンがセットされたジムスペースを用意。週6で体を鍛えるご主人にとって、ジムへの移動時間もなくなり、一層トレーニングに熱が入る。「家族で過ごす時間が増えたことや、出掛けても自宅の方が居心地が良いので、すぐ帰ってくるようになりました」とご主人。愛犬3匹と愛猫4匹と共に暮らしやすいよう、考慮された緩やかな階段や床面などは「建築家ならではの設計で、とても満足している」と話す。

「アドヴァンスアーキテクツ」は、住宅の設計だけでなくイタリア「モルテーニ」の家具などを取り入れたコーディネートなど、その建築にふさわしいインテリアも提案。S夫妻は住まう楽しみも同時に手に入れた。日本屈指の邸宅街・芦屋に、美しいデザインと機能美を兼ね備えたS夫妻の、ラグジュアリーなガレージハウスは見事に調和している。

◆Planning Data
 所在地:兵庫県芦屋市
 家 族:4人と愛犬3匹、愛猫4匹
 構 造:SE構法木造2階建て
 敷地面積:408.89平米
 延床面積:293.47平米
 外装仕上げ:モルタル下地のジョリパット仕上げ
 内装仕上げ:一部タイル/クロス、化粧突板合板 ほか
 愛 車:2019年式 ランボルギーニ・アヴェンタドールS
     2022年式 フェラーリ・F8
     フェラーリ・SF90
     ロールスロイス・カリナン

◆Owner’s Check
・ここがお気に入り
 妥協のないデザインと、いごこちのいい我が家は最高です。ラグジュアリーなリゾートホテルのようなイメージが表現できました。
・ちょっと失敗
 地下室を造って、ジムマシンを地下にしてもよかったかもと思いましたが、現在のスタイルでも満足しています。
・これからの夢
 打ち合わせなどかなりしましたが、今度は「アドヴァンスアーキテクツ」番匠さんと、海が見える土地に別荘を計画してみたいですね。

◆Comment from an Architect:
アドヴァンスアーキテクツ株式会社 番匠和哉さん
いろいろな住宅メーカーで相談後、「アドヴァンスアーキテクツ」に相談いただいたので、Sさんの不満をヒアリングして、デザインというスタイルで表現させていただきました。プールは当初、グリーンの中庭でしたが、子どもさんや愛犬たちと楽しみたいとうことで弊社で造作しました。満足いただけるガレージハウスが提供できてよかったと自負しています。

アドヴァンスアーキテクツ株式会社  大阪府堺市堺区北旅籠町東1丁1-10
Phone/0120-926-612  https://www.advance-architect.co.jp/ 

『ガレージのある家 Vol.51』掲載

アルミニウムの格子を入れることで、プライバシーを確保した2階。デザインを優先して、張り出した構造もアクセントになっている。

photo / Keigo KIMURA(木村圭吾) text / Jun ISHIHARA(石原 淳)

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