2025年末には具体化・生産へ
ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは、Acura(アキュラ)ブランドの次世代EVモデルの方向性を示すコンセプトモデル「Acura Performance EV Concept(アキュラ・パフォーマンス・イーブイ・コンセプト)」を公開した。
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このコンセプトモデルは、米国カリフォルニア州のアキュラデザインスタジオで開発されたもの。ホンダではこれをベースとしたアキュラのSUVタイプEVを開発し、2025年末から米国オハイオ州のメアリズビル四輪車工場で生産するとしている。
このEVは、ホンダが独自に開発した次世代EVプラットフォームを採用する最初のモデルであるとともに、北米におけるEV生産のハブ拠点と位置付けているメアリズビル四輪車生産工場(現在生産設備の改修を進めているという)で生産する、最初のEVモデルになるとのことだ。
このパフォーマンスEVコンセプトは、米国カリフォルニア州で開催されているモントレー・カー・ウィーク内のイベント「The Quail(ザ・クエイル)」および「Pebble Beach Concours d’Elegance(ぺブルビーチ・コンクール・デレガンス)」(現地時間8月18日)にて展示される。
NSXへのオマージュも秘められたスタイリング
そのスタイリングについては画像をご覧いただきたいが、フロント周りのデザインは、スーパーヨットと呼ばれるラグジュアリーな大型ヨットからインスピレーションを得たとのこと。また、リアのデッキリッドや左右に伸びるテールライト、大きなリアディフューザーは、2代目NSXへのオマージュだという。ボディ塗装は、セミマット調の塗装「ムーンリットホワイトパール」で仕上げられている。
アメリカン・ホンダモーター Acuraデザイン・エグゼクティブ、デイブ・マレック氏は以下のようにコメント。
「アキュラ・パフォーマンスEVコンセプトは、次世代のEVプラットフォームによって可能となるデザインの自由度を最大限に活用し、アキュラのデザインの可能性をさらに広げます。これまでのコンセプトモデルと同様、アキュラ・パフォーマンスEVコンセプトから多くのデザインテーマが生まれ、今後のアキュラ・モデルに採用されていきます」