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9台限定車は即完売、市販版「ヴァルハラ」も初公開。アストン・マーティンがモントレーで示した“本気”とブランドの次章

カーメル湾の移ろう色彩を纏ったコンバーチブル3台

アストン・マーティンは、2025年8月14日から米国で開催されているモントレー・カーウィークにて、米国におけるブランド誕生75周年を記念し、3台のコンバーチブルで構成される特別な限定車「スリルシーカー・コレクション」を世界初公開した。また、待望のスーパーカー「ヴァルハラ」の市販モデルも披露している。

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9台限定の「スリルシーカー・コレクション」

8月15日に「ザ・クエイル:モータースポーツ・ギャザリング」でデビューした「スリルシーカー・コレクション」は、アストン・マーティンのビスポーク部門、Q byアストン・マーティンが、米国でのブランド展開75周年を記念して手掛けたものである。「カーメル湾の移りゆく色彩とオープンエアドライブの喜びに着想を得た」というこのコレクションは、以下の3モデルで構成される。

●夜明けの空と朝霧を表現したマコブルーの「ヴァンテージ・ロードスター」
●午後の太陽のエネルギーを表現したセーシェルブルーの「DB12 ヴォランテ」
●夕暮れの神秘性を表現したウルトラマリンブラックの「ヴァンキッシュ・ヴォランテ」

各車とも、太平洋岸の太陽をイメージしたというブロンズのホイールとサイドストレーキ、ブロンズ製のロータリーセンターダイヤルが装備され、特注のラゲッジセットも付属。生産台数は9台限定で、すでに全数が完売済み。納車は2025年第4四半期に開始される予定だ。

F1技術を融合した「ヴァルハラ」市販版がついに登場

今回のカーウィークでは、もうひとつの目玉として、待望のスーパーカー「ヴァルハラ」の市販モデルが初公開される。ヴァルハラは、アストン・マーティン・パフォーマンス・テクノロジーズにおけるF1の技術を融合させたモデルであり、ブランド初の量産ミッドエンジンスーパーカー、初のプラグインハイブリッド車、そしてEV走行が可能な初の市販車となる。

車両は「ザ・クエイル:モータースポーツ・ギャザリング」と「ペブルビーチ・コンセプトカー・ローン」にて展示され、コンセプトから市販化への重要な一歩となる。

招待客に向けた多彩な催し

期間中、アストン・マーティンはペブルビーチ内に招待客向けの「ハウス・オブ・アストンマーティン」を設けている。ここではヴァルハラなどの仕様を決めるセッションや、ウィスキー・ブランド「グレンフィディック」との提携イベントを開催。また、ヴィラではスリルシーカー・コレクションやヴァルハラに加え、「S」の名を復活させた新型「DBX S」と「ヴァンテージ S」も展示。

さらに、カーメルバレーのバーナーダス・ロッジを拠点に、SUV「DBX707」やスーパーツアラー「DB12」など、ブランドの中核モデルを北カリフォルニアの道で体験できる試乗機会も提供される。

アストンマーティン社のチーフ・コマーシャル・オフィサー、ジョリオン・ナッシュ氏は、以下のようにコメントしている。

「モントレー・カーウィークは、アストンマーティンの米州での75周年を祝うのに最適な舞台です。見事な『スリルシーカー・コレクション』のようなビスポーク作品から、展示される数々の新しいスポーツカーや派生モデル、そして待望の『ヴァルハラ』まで、今週は我々のクラフトマンシップ、パフォーマンス、そして名声へのコミットメントを象徴しており、それは世界で最も影響力のある自動車愛好家やコレクターに向けて存分に披露されるでしょう」

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  • ※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

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