シトロエン・アミに特別仕様車「ダークサイド」が登場! 黒と白のコントラストで個性的な世界観を構築
シトロエンはフランス本国で、電動マイクロモビリティ「アミ(Ami)」に特別仕様車「アミ ダークサイド(Ami Dark Side)」を設定した。親しみやすいデザインで知られてきたアミが、今回初めて全身をマットブラックの「ブラックナイト」カラーで統一し、新たなパーソナリティを打ち出した。このモデルは、深いマットブラックのボディとホワイトのグラフィック要素が鋭いコントラストを描き、反抗的なムードやエレガントな雰囲気を表現。スタイル性を追求した特別な装飾を加えることで、個性志向のユーザー層の関心を集めることは必至だ。価格は8,890ユーロ(約160万円)とされており、2025年10月31日のハロウィンの夜から受注を開始し、納車は2026年1月を予定している。
【画像5枚】漆黒の「Ami Dark Side」登場。ホワイトの市松模様ホイールトリムなど、専用ディテールを写真で一挙公開
専用「ブラックナイト」カラーの採用
アミは、過去5年間、従来の自動車の枠にとらわれないデザインで、街の景観にユニークな変化をもたらしてきた。部品の対称性を基にした設計と、陽気な表情が特徴である。2025年に一度、より堅牢で成熟したスタイルへ刷新されているが、今回の特別仕様車「ダークサイド」は、その延長線上で全く異なる印象を提示している。
アミ ダークサイドは、その個性を一変させる新色「ブラックナイト」を導入した。これは深いマットブラックであり、その雰囲気は見る者に対し、大胆で反抗的なイメージや、洗練されたエレガントなイメージのどちらも与え得る。
このオールブラックのカラーリングはアミとして初採用であり、ステルス(隠密性)な印象、あるいは恐れを知らない強い個性を表現している。
ホワイトのグラフィック要素によるコントラストの強調
このブラックトーンは、ホワイトのグラフィック要素によって活かされ、強い対比効果を生み出している。2025年に改良されたアミのフロントフェイスは、黒い縁取りのヘッドライトと、笑顔を模した成形カプセルが特徴で、親しみやすさが強調されていた。ダークサイド専用として、このカプセルはマットブラック仕上げとされ、ホワイトのトリムで微妙に縁取られ、ホワイトのブランドロゴを際立たせている。
また、この特別仕様車では「Icy Color Pack」のホイールトリムが採用され、ホワイトのキューブの市松模様でサイドビューをグラフィカルに定義している。さらに、リアクォーターパネルには角が丸いキューブのモチーフを特徴とする白黒の専用ステッカーが貼られ、このデザインはドア下部の専用グラフィックにも展開されている。デザイン性向上のため、ダイナミズムを示唆する大型のリアスポイラーも装備されている。
インテリアにおける特別感と機能性
エクステリアとの調和を図るため、インテリアにも特別なコーディネートが施された。「Color Pack Dark Side」により、車内の収納部品には落ち着いたグレー色が採用されている。
具体的には、ダッシュボード上の3つの収納ボックス、助手席前のバッグフック、フロアマットのグレーのステッチに合わせたライトグレーの収納ネットなどが含まれる。これらのグレーのトーンが、車内に程よい明るさを加えている。
広く開かれたモビリティ・ソリューション
アミは、コンパクトで手頃な価格の100%電気自動車(BEV)であり、国によっては14歳から利用可能である。悪天候から乗員を保護する2つの座席、簡単な操作性、最高速度45km/h、航続距離75kmを提供することで、多くの家庭における移動手段の不足を埋めてきた。発売以来、約85,000台の販売実績がある。
アミ ダークサイドは、すべての人に開かれたモビリティ・ソリューションというアミの基本理念を維持しており、商用利用向けの「My Ami Cargo」パックや、車椅子利用者向けの「My Ami for All」バージョンもこの特別仕様車で選択可能だ。また、インフォテインメント機能はスマートフォンホルダーを中心に構築され、「My Ami Play」アプリにより、ナビゲーションや電話、音楽などの操作が一元的に行えるなど、実用性も確保されている。
この「Ami Dark Side」は、手に入れやすい特別仕様車として、その個性的なデザインを求めるユーザーにとって、魅力的な選択肢となるだろう。
【画像5枚】漆黒の「Ami Dark Side」登場。ホワイトの市松模様ホイールトリムなど、専用ディテールを写真で一挙公開








