コラム

【ポルシェ944ターボ】部品取り車が主役に昇格。ドナー2台で復活を遂げた執念の愛車【愛車群像】

Bashizoさんと、1990年式ポルシェ944ターボ。
1990年式ポルシェ944ターボ:944S2からの乗り換え。
1990年式ポルシェ944ターボ:944ターボの後期型となっている。
1990年式ポルシェ944ターボ:ヤフオクで購入した19インチホイール。
1990年式ポルシェ944ターボ:リアウィングの変更も考えているという。
1990年式ポルシェ944ターボ:後期モデルのため最高出力250psを発揮。
1990年式ポルシェ944ターボ:前期と後期のエンジンパーツを組み合わせてオーバーホール。
1990年式ポルシェ944ターボ:ステアリングはモモに変更。
1990年式ポルシェ944ターボ:シートはレカロに変更。
Bashizoさんと、1990年式ポルシェ944ターボ。

前期・後期の融合で蘇った、こだわりの944ターボ

ポルシェファンが集った「EXCITING PORSCHE」。会場で鮮烈なイエローのボディを輝かせていたのが、Bashizoさんが所有する1990年式「ポルシェ944ターボ」だ。実はこのクルマ、元々は所有していた944S2の部品取りとして手に入れた個体だったという。しかしその程度の良さから一念発起し、さらにもう1台の部品取り車からエンジンを組み直して復活させたという、驚きのストーリーに迫る。

【画像10枚】前期・後期を組み合わせてオーバーホールされた心臓部。「ポルシェ944ターボ」のディテールに迫る

S2の部品取りのはずが主役に抜擢。数奇な運命を辿った944ターボとの出会い

1983年から生産が開始されたポルシェ944は、前身の924シリーズのシャシーを流用しポルシェ純正の2.5L直列4気筒SOHCエンジンを搭載した、4シーターの2ドアクーペ。1985年には200psオーバーのパワーを発揮するターボエンジンを搭載し、駆動系やブレーキなどを強化した944ターボを発売。このターボモデルは後にターボが大型化されるなどの変更を受け、1991年に生産を終了している。また、1987年には944ターボと944の間を埋める、944Sが登場。このモデルは2.5LエンジンにDOHCヘッドが与えられ、1989年にはエンジンが2990ccに拡大されるとともに、944ターボと同じボディ&シャシーが与えられた944S2がデビューしている。

944ターボで「EXCITING PORSCHE」に参加していたBashizoさんは、元々は944S2を所有していたが、あることがキッカケで現在の1990年式944ターボのオーナーになったのだそうだ。

「実はこれを買う数ヶ月前に、944のS2を買ったんですよ。それで(ターボの元のオーナーと)一緒に写真を撮ろうと思ってたら、ターボがエンジンブローしちゃって。それならうちのS2の部品取りにいうことでターボを手に入れたんですけど、程度が良かったので、こっち(ターボ)を起こした方が良いってなったんです。それでさらに部品取り車を格安で探してきて、エンジンを降ろしてオーバーホールして載せ替えました。だから一時、うちに944が3台あったんですよ。元々持っていたS2の方は、後輩が乗りたいって言うので売っちゃいました」

前期と後期のパーツを厳選。パーツリストと睨み合って復活させた心臓部

Bashizoさんが友人からエンジンブローした状態で手に入れた944ターボは最高出力250psの後期型だが、後に手に入れた部品取り車は前期の220ps仕様。そこでヘッドなどブローしたエンジンの使えるところは使用し、それ以外の部品をパーツリストと照らし合わせて、前期型から取り取り外し組み直したのだという。

ニコイチの状態で組み直したターボエンジンの印象は、「往年のドッカンターボの感じで、4000回転を超えると怖いくらいです。でも楽しいですね」とのこと。ちなみにドナーとなった前期型の944ターボは、ドンガラにして処分したという。

往年の「ドッカンターボ」を満喫。流用ホイールと次なるカスタムの野望

組み直したエンジンの他は、シートをレカロに変更し、モモの小径ステアリングをセット。ホイールは、たまたまネットオークションに出品されていた19インチ(オリジナルは16インチ)を、「カラーが合いそう」と購入したものだ。ただしそのままセットするとオフセットの関係でボディからはみ出してしまうため、リアホイールは切削加工して装着されている。

エンジンルームに関しては件のエンジンの他、タワーバー、K&Nのエアフィルターなどをセット。現状はこれで満足とのことだが、リアのスポイラーに関しては少し思うところもあるようだ。

「リアのウィングの形状が、個人的にはもうちょっと派手でもいいのかなって。イメージ的には、FD3Sの社外のウィングで、ちょっと大きめのやつあるじゃないですか。ああいう感じがいいかなと。カタチが似ているので。アンダースポイラーが結構ゴツいので、上のウィングが小さく感じるんですよ」

【画像10枚】前期・後期を組み合わせてオーバーホールされた心臓部。「ポルシェ944ターボ」のディテールに迫る

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フォト=近藤浩之/H. Kondoh

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