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メルセデス最高峰の新型EVミニバン「VLE」本国で受注開始。航続700km超の実力と、約1540万円のプライス

メルセデス・ベンツ、新型電動高級ミニバン「VLE」の受注を本国で開始。航続距離は700km超

メルセデス・ベンツは、ワールドプレミアから約1か月となる新型の完全電動グランドリムジン「VLE」の受注をドイツ本国で開始した。初期導入モデルは115kWhの大容量バッテリーを搭載する「VLE 300」で、1回の充電で700kmを超える航続距離を誇る。多彩なシートアレンジや最新のデジタル体験を融合させ、高級ミニバンの新たな基準を打ち立てる一台として大きな注目を集めている。

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初期ラインナップは充実装備の「VLE 300」

市場投入にあたり、メルセデス・ベンツはまず装備を充実させた「VLE 300」の2つのバリエーションを用意した。ひとつはリアアクスルステアリングや独立開閉式リアウィンドウ付きテールゲートを備えたアドバンスド・プラス・パッケージ搭載モデルである。もうひとつは、それに加えてヘッドアップディスプレイや専用のスーパースクリーンといった先進装備を網羅したプレミアム・プラス・パッケージを備えるエクスクルーシブ仕様だ。

どちらのモデルを選択しても、優れた乗り心地を提供するエアマティックサスペンションや、開放感のあるスカイビューパノラマルーフといった高級装備が標準で搭載される。室内は5人乗りから7人乗りまで選択可能で、本国におけるVLE 300の販売価格は5人乗り仕様が8万2260ユーロ(約1542万円)から、6人乗り仕様が8万2712ユーロ(約1550万円)からに設定されている。

800Vシステム採用で長距離移動も快適に

電動モデルとして気になるスペック面だが、初期に投入されるVLE 300は最高出力203kWのモーターを搭載し、前輪を駆動する。フロア下には実用容量115kWhのリチウムイオンバッテリーを配置しており、標準装備にアドバンスド・プラス・パッケージを組み合わせた仕様では、WLTPモードで最大713kmという極めて長い航続距離を実現している。

さらに、最新の800V電気アーキテクチャを採用している点も見逃せない。最大300kWの出力を持つ直流急速充電ステーションを利用すれば、わずか15分の充電で最大355km分の走行可能距離を回復させることができる。これにより、途中で短い充電休憩を一度挟むだけで、約1000kmの長距離移動も難なくこなすことが可能となった。

用途に合わせて変化する革新的な室内空間

VLEの室内には、利便性を劇的に高める新しい「ロール&ゴー」コンセプトが採用されている。これは手動で調整するシートを軽い力で前後にスライドさせ、任意の位置で固定できる仕組みである。シート自体を簡単に取り外すことも可能で、取り外したシートにはキャスターが内蔵されているため、車外への運び出しやガレージへの移動もスムーズに行うことができる。

また、このセグメントでは類を見ない画期的な機能として、後席のシート配置を遠隔操作できる機能も搭載されている。インフォテインメントシステムや専用アプリを通じて電動シートを動かすことができ、荷室を最大化するモードや後席の足元を広げるVIP向けのモードなど、用途に合わせた4つの配置に瞬時に切り替えることが可能だ。

年内のラインナップ拡充と今後の展開

VLEのポートフォリオは今後段階的に拡大されていく予定である。年内には同じく115kWhバッテリーを搭載する四輪駆動モデル「4MATIC」が追加されるほか、スポーティな内外装を持つAMGラインなどの装備パッケージも選択できるようになる。これにより、標準装備モデルを含めてより幅広い価格帯で5人乗りから8人乗りまでの多様なニーズに応える体制が整う。

さらに2027年には、ボディを約18cm延長して室内の快適性をさらに高めたロングバージョンの投入が予告されている。同時に、80kWhのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載したエントリーモデル「VLE 250」も追加される予定だ。このモデルの販売価格は6万4804ユーロ(約1215万円)からを予定しており、より魅力的な価格で最新の電動グランドリムジンを所有できる選択肢が加わることになる。

【ル・ボラン編集部より】

3月のワールドプレミアで「Sクラスの牙城に迫る」と我々が評したVLEが、ついに市販化のフェーズに入った。Cd値0.25という驚異的な空力ボディに115kWhの大容量バッテリーを潜ませた本作は、もはや単なるVクラスの電動版ではない。特筆すべきは、800Vアーキテクチャがもたらす長距離ツアラーとしての実力と、「ロール&ゴー」が体現する空間の自在性だ。これまでセダンが担ってきたショーファードリブンの極致は、完全電動化というブレイクスルーを経て、ついにこのグランドリムジンへと継承されたのである。

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※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
LE VOLANT web編集部

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