コラム

【LE VOLANT LAB】同じ骨格でどう違う? プジョー5008/シトロエンC5エアクロス/DS Nº4 読者一気乗りレポート

ステランティスジャパンが開催した「フレンチブランド合同メディア試乗会」にLE VOLANT LAB会員3名が特別参加。
ステランティスジャパンが開催した「フレンチブランド合同メディア試乗会」にLE VOLANT LAB会員3名が特別参加。
ステランティスジャパンが開催した「フレンチブランド合同メディア試乗会」にLE VOLANT LAB会員3名が特別参加。

LE VOLANT LAB会員がメディア試乗会に潜入!

2026年5月にステランティスジャパンが開催した「フレンチブランド合同メディア試乗会」。その特別枠として、自動車専門誌『ル・ボラン』が運営する無料会員コミュニティ「LE VOLANT LAB(ル・ボラン ラボ)」から選ばれた、3人の読者が参加しました。同コミュニティでは、今回のような貴重なメディア試乗会へのご招待や限定イベントなど、カーライフをより深く楽しむための特別な体験を会員の皆様へお届けしています。ここでは、プジョー、シトロエン、DSの最新モデルを乗り比べた特別な1日の様子と、参加者3人のリアルな声をお届けします。

【画像37枚】雨の試乗でも際立つフレンチエレガンス。読者が乗り比べた最新3モデルのディテールをギャラリーでチェック

舞台はメディア向け合同試乗会。選ばれしクルマ好き読者3名が最新モデルをジャッジ

プジョー、シトロエン、DSの最新モデルに乗れるメディア向け試乗会に参加したLE VOLANT LABの会員は、日頃からフランス車に乗っている“大原さん”、クルマ好きの20代前半の学生“クルマくん”、ポルシェオーナーでさまざまなクルマに試乗したことがある“くるまマイスター元さん”の3人。

クルマ好きの3人が今回のメディア向け試乗会で乗ったモデルは、プジョー「5008GTハイブリッド アルカンターラパッケージ」、シトロエン「C5エアクロス マックス ハイブリッド」、そしてDSオートモビル「DS Nº4(ナンバーフォー)」という最新3モデルで、試乗会が開催される会場から同じルートを走行してもらいました。

試乗会に参加した日の天気は、あいにくの雨。時折強い雨が降るタイミングがあったものの、試乗中のほとんどは小雨でした。もちろん、路面状態はウエットで、一般道路と首都高速を走ってもらい、各モデルの乗り心地や操縦性などをチェック。また、今回試乗した3つのモデルは、同じパワートレイン(1.2L直列3気筒ターボエンジンMHEV)かつ、同じ駆動方式(FF)であったため、各メーカーの違いを比べやすいラインナップとなっています。

メディア向けのプレゼンテーションにも特別に出席してもらった。

同一のパワーユニットを搭載していると聞くと、「どれも同じ運転感覚なのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、乗り比べると各メーカーの方向性やキャラクターが明確にわかりました。では、LAB会員は、各モデルに対してどのような印象を受けたのでしょうか。

1台目:プジョー5008 ── i-Cockpitと引き締まった足まわりがもたらすスポーティな走り

最初に試乗したのは、3列シート7人乗りのプジョー5008。ステランティスの新世代プラットフォーム「STLA Medium(ステラミディアム)」を使ったフラッグシップモデルです。ボディサイズは全長4810mm×全幅1895mm×全高1735mm。車両重量1740kgのミドルサイズクロスオーバーSUVとなります。

会場を出て一般道を走行し、高速道路に乗ってもらったところ、3人とも「スポーティな走り」という印象を受けていました。また、小径ステアリングの上からメーターを見るプジョー独自のレイアウト(i-Cockpit)の最新バージョンである“パノラミック アイコックピット(Panoramic i-Cockpit)”や室内の空間を演出するアンビエントライトなどから、現代のクルマの先進性を感じていたようです。

後席でも、近年のプジョーの走りの方向性であるスポーティさを感じていたようで、「引き締まった足まわりだと感じます」という声を聞くことができました。今回試乗したモデルの中で唯一の3列シートモデルということから、3列目に乗車するというチャレンジをしたLAB会員は「決して広くはないけど、座れないことはないですね」と話しています。

全長4810mmに3列シートを備えるフラッグシップモデルのプジョー5008は、多人数乗車できるというメリットがあるものの、ミニバンと比べると居住性はイマイチというのが本音のようです。このようなリアルな声からも、プジョー5008の3列目は、いざというときに使うシートと考えておくほうがよいといえます。

2台目:シトロエンC5エアクロス ── 「これはいい!」読者3人が口を揃えて驚いた快適性

2台目に乗ったのは、シトロエンのフラッグシップモデルであるC5エアクロス。このクルマは、STLA Mediumプラットフォームを使ったシトロエン初のモデルです。ボディサイズは、全長4655mm×全幅1905mm×全高1710mmと、今回試乗したモデルの中で最も全幅が大きいクルマでした。

実際にステアリングを握ったLAB会員は、「全幅の大きさを感じない」と話します。このような印象を受けたのは、SUVならではの着座位置と目線の高さに加え、フラットなダッシュボードにより視界が開けているからだといえます。

また、乗り心地については、「これはいい!」とLAB会員3人が口を揃えていました。ソフトでありながら適度な踏ん張り感のある足まわりは、シトロエン独自のサスペンション技術である「プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)」によるものです。

加えて、LAB会員の3人は「シートの座り心地がいい」「この乗り心地だったら遠出もできる」「気負わずに乗れる」とも話しています。プジョー5008と同じプラットフォームを使っていながら、乗り心地に大きな差があることに驚いているようでした。

3台目:DS Nº4 ── 圧倒的なセンスと、軽量ボディを活かした軽快なドライブフィール

3台目に乗ったのは、「DS4」からネーミングを変更するとともに、大胆かつ洗練されたエクステリアデザインになったDS Nº4(ナンバーフォー)。ボディサイズは、全長4415mm×全幅1830mm×全高1495mmと今回試乗したモデルの中でも扱いやすい大きさのクルマです。また、スライディングガラスルーフ未装着車であったため、車両重量が1490kgと軽量なモデルとなっています。

LAB会員3人は、運転し始めてすぐに「軽快な走りですね」と話していました。このような感想を話せるのは、同じパワーユニットを搭載するクルマを同じ日かつ同じルートで乗り比べたからこそわかることです。

また、DSの特徴の1つでもあるデザイン性の高さについてもLAB会員3人は、「センスがいい」と話していました。日本車やドイツ車などにはないフランス車ならではのデザイン性を強く感じられるDSオートモビルの中核モデルであるDS Nº4は、ラグジュアリーモデルに肩を並べられるほどのセンスによって、ユーザーの心を惹きつけているモデルです。LAB会員3人もDSならではのデザイン性やセンスには脱帽していました。

同じ骨格・違う個性。3台のフランス車を一気乗りした読者たちの総合評価

3台のフランス車の試乗を終え、興奮冷めやらぬLAB会員3人に試乗会の感想や各モデルの印象を聞いてみました。すると、3人から共通して挙がったのは「同じグループで同じプラットフォームを使っていても、各メーカーの個性を感じられた」「パワートレインが同じでもブランドのキャラクターがわかった」という驚きの声でした。

では、年代もカーライフも異なるクルマ好きの3名は、それぞれどのモデルに最も惹かれたのでしょうか? メディア向け試乗会という特別な舞台でフランス車の奥深さに触れた、三者三様のリアルな感想を詳しく見ていきましょう。

フランス車オーナー・大原さんの視点:「C5エアクロスの乗り心地は次の愛車候補に」

フランス車が好きな“大原さん”。ドイツ車や日本車も乗った経験がありますが、フランス車ならではのセンスの良さが魅力だと語っていました。メディア向け試乗会に参加してみた感想として「個人的には乗り心地がよかったC5エアクロスがいいなと思いました。次のクルマの候補として真剣に考えようと思っています」と話しています。日頃からフランス車に乗っていることもあって、それぞれのブランドの個性を試乗で確かめていました。

20代のクルマ好き・クルマくんの視点:「後席でも明確にわかる各ブランドの違い」

20代という若さを活かし、クルマ好きの若者を増やすべくSNSでクルマにまつわる情報を発信している“クルマくん”。メディア向け試乗会に参加してみた感想として「短時間かつ短距離になりがちな販売店での試乗では体感しきれない乗り比べができたので参加してよかったです。また、各ブランドの違いを運転席と後席で確かめることができたのもいい経験になりました」と話していました。まだ学生の身ゆえマイカーは所有していないとのことですが、初めての愛車は一体どんなモデルになるのか――今後の活躍にも期待の若者です。

ドイツ車オーナー・くるまマイスター元さんの視点:「共用パーツを使っていても際立つセンス」

フランス車に対してオシャレなイメージを持っているという“くるまマイスター元さん”。日頃はドイツのスポーツカーに乗っていますが、今回の試乗会を通じて「フランス車ならではのセンスを感じることができました。共用パーツを使っていても各ブランドの個性を感じられたので面白かったです」と話しています。個人のYouTubeチャンネルでも今回の試乗の様子を発信しているので、ぜひご覧になってみてください。

LE VOLANT LABであなたも特別な体験を!

ステランティスグループでは、プラットフォームやパワートレインを共有しながら、各ブランドの個性を大切にしたクルマづくりをしています。今回の特別試乗会を通じて、それぞれのブランドの方向性やキャラクターがクルマ好きのユーザーに伝わっているということがわかりました。

LE VOLANT LABでは、これからも会員限定コンテンツや会員参加型の試乗会・イベントなどを計画しています。この機会に「ル・ボラン ラボ」への登録をしてみてはいかがでしょうか。

■LE VOLANT LABへの入会はこちら
■LE VOLANT LAB会員限定記事はこちら

■竹井あきらさんによる新型プジョー5008の試乗記はこちら
■竹井あきらさんによる新型シトロエンC5エアクロスの試乗記はこちら
■竹井あきらさんによる新型DS Nº4の試乗記はこちら

【画像37枚】雨の試乗でも際立つフレンチエレガンス。読者が乗り比べた最新3モデルのディテールをギャラリーでチェック

フォト=宮門秀行/H.Miyakado
齊藤優太

AUTHOR

1991年生まれ。静岡県出身。高校時代にガソリンスタンドでアルバイトしたことをきっかけにクルマに興味を持ち、大学卒業後に自動車販売店(正規ディーラー)に就職。その後、教習所の指導員、中古車買取、タクシードライバーの経験を経て、2020年にフリーランスへ。現在は、自動車ライター/インストラクター/ジャーナリストとして活動している。

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