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伝説の“緑の地獄”を刻む。ポルシェ、ニュル100周年を祝う「911 GT3」100台限定の特別仕様車を発表

ポルシェ、「911 GT3」にニュルブルクリンク100周年を記念した限定モデルを発表

ポルシェは、世界屈指の過酷なサーキットとして知られるニュルブルクリンクが2027年に誕生100周年を迎えることを記念し、特別仕様車「911 GT3 100 Jahre Nürburgring(ニュルブルクリンク100周年記念モデル)」を発表した。長年ポルシェのモータースポーツ活動や車両開発の拠点となってきた同サーキットへの敬意を表したこのモデルは、ドイツ市場向けにわずか100台のみが限定販売される。

【画像17枚】「緑の地獄」を体現するグリーンのアクセント。100台限定のポルシェ「911 GT3 ニュルブルクリンク100周年記念モデル」の全貌を見る

伝説の「緑の地獄」を体現した専用エクステリア

エクステリアカラーは、レーシングカーの定番色であるホワイトと、カップカーから着想を得たGTシルバーメタリックの2色が設定されている。外観の最大の特徴は、「グリーン・ヘル(緑の地獄)」の異名を持つ北コースを象徴するグリーンのアクセントである。フロントセクションとリアトリムには、かつてワークスチームがレース中の識別用に施していたカラーリングに倣い、グリーンのラッピングが施されている。

さらに、モータースポーツとのつながりを強調するディテールが全身に散りばめられている。北コースのグラフィティに着想を得た手書き風フォントのゼッケンナンバーや、カリフォルニアゴールドに塗られた軽量鍛造アルミホイールなどが特別感を演出する。オプション設定されるマンタイ・キットを装着すれば、空力性能や足回りがさらに強化され、285km/hで540kgものダウンフォースを発生させる本格的なサーキット仕様となる。

ニュルの縁石をモチーフにしたこだわりの室内空間

ドアを開けると、ブラックアルマイト処理が施されたドアシルガードに「緑の地獄へようこそ」というメッセージがホワイトの光で浮かび上がる。同時にLEDプロジェクターがサーキットのコースレイアウトを足元に投影し、ドライバーの期待感を高めてくれる。室内はブラックを基調としながら、ダッシュボードやドアに施された特別なステッチが目を引く。これはブラックとGTシルバーの糸を組み合わせたもので、ニュルブルクリンクの縁石からインスピレーションを得たこだわりのデザインである。

リアに張り巡らされたロールケージもグリーンで塗装されているほか、軽量スポーツバケットシートは運転席側のみパンチング加工の奥からグリーンの裏地が透けて見える専用仕立てとなっている。ステアリングホイールのモードボタンにはドイツ語で緑の地獄を意味する文字が刻まれ、シフトノブのマーキングやプッシュ・トゥ・パス・ボタンもグリーンで統一されている。トランスミッションは7速PDKのほか、木製のシフトノブを備えた6速マニュアルも選択可能だ。

深い歴史的繋がりと購入者限定の特別体験

ポルシェとニュルブルクリンクの歴史は古く、1953年の初参戦以来、数々のレースで栄光を掴んできた。ステファン・ベロフやティモ・ベルンハルトによる驚異的なコースレコードは、現在も語り草となっている。同時にこの場所は、過酷な環境下で市販車の耐久性や性能を極限まで磨き上げるための、世界で最も厳しいテストコースとしても機能してきた。今回の限定モデルは、こうしたポルシェとサーキットとの数十年にわたる濃密な関係性を祝福する結晶と言える。

このモデルの注文受付は2026年9月から開始され、記念イヤーとなる2027年に納車される予定だ。車両の購入者には、ニュルブルクリンクのすぐそばに拠点を置く名門レーシングチーム「マンタイ」の舞台裏を体験できる特別なプログラムが用意されている。さらに、車両のシートと同じレザーをストラップに使用し、ホイールと同デザインのローターを備えたポルシェデザイン製の専用チタン製腕時計「クロノグラフ1」も提供されるなど、車体以外でも特別な世界観を堪能できる仕様となっている。

【ル・ボラン編集部より】

ポルシェにとってニュルブルクリンクは、単なるテストコースではない。911という特異なRRレイアウトの癖を、絶対的な武器へと練り上げてきた聖地である。今回の記念モデルは、歴代ワークスマシンのグリーンの意匠を配し、栄光の記憶と現代GT3の最新空力性能をシームレスに繋いでいる。マンタイ・キット装着を前提とするような過激なスペックの奥底に、半世紀以上「緑の地獄」と対話してきた技術者たちの執念が宿る、極めて物語性の高い一台だ。

【画像17枚】「緑の地獄」を体現するグリーンのアクセント。100台限定のポルシェ「911 GT3 ニュルブルクリンク100周年記念モデル」の全貌を見る

※この記事は、一部でAI(人工知能)を資料の翻訳・整理、および作文の補助として活用し、当編集部が独自の視点と経験に基づき加筆・修正したものです。最終的な編集責任は当編集部にあります。
Photo: Porsche AG
LE VOLANT web編集部

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