F1マシン開発に携わる米大手企業とタッグ
アストンマーティンは10月17日、先進複合素材の開発・製造を手がける米国カリフォルニア州の大手グローバル企業「TenCate Advanced Composites(テンケイト・アドバンスド・コンポジッツ)」(以下テンケイト社)とテクニカルパートナーシップを締結したことを発表した。
今後、テンケイト社の協力を得て、アストンマーティンは現在開発を進めている新世代ハイパーカー「ヴァルキリー」の完成を目指す。ヴァルキリーには軽量なカーボンファイバーがメイン素材に用いられ、高水準のエアロダイナミクス性能が与えられることにより、強力なダウンフォースを発生させられる比類なきモデルになるという。
テンケイト社はモータースポーツ最高峰、フォーミュラ1のマシン開発において高い存在感を放っており、そこで培ったノウハウや技術をヴァリキリーの開発に向けて活かしていく。具体的には、サーフェスフィルムやフィルム接着剤、ハニカムコアといった材料を含む独自の「テンケイト・アンバーツール」と呼ぶ複合素材を提供するとのことだ。