ニューモデル

「ランボルギーニ・ウラカン」が“エボ”に進化

空力性能の改善や後輪操舵システム採用で運動性能がさらに向上

1月7日、ランボルギーニはウラカンの進化版となる「ウラカン・エボ」を発表した。ウラカン・エボはウラカン・ペルフォルマンテの優れた性能と、次世代の車両の動的制御および空力特性を組み合わせたものだ。

エンジンは、640ps/600Nmを引き出す5.2リッターのV型10気筒で、乾燥重量1422kgのボディを停止から2.9秒で100km/hに到達させる。0-200km/h加速タイムは9.0秒、最高速は325km/hと、現行の高性能版であるウラカン・ペルフォルマンテと同レベルの加速性能が与えられている。

メカニズム面ではそのほか、アヴェンタドールSで採用された後輪操舵システムや、4輪で作動するトルクベクタリングシステムの搭載が新しい。車両の動的システムを統合制御するのは、LDVI(ランボルギーニ・ディナミカ・ヴァイコロ・インテグラータ)だ。

走行モードは「ストラーダ」、「スポーツ」、「コルサ」の3モードを設定。走行シーンやドライバーの好みに応じてエンジンやトランスミッション、ステアリング、ブレーキが最適に制御される。

エクステリアでは、空力特性が一層強化され、エアインテークが拡大したフロントスプリッターを備える新デザインのフロントバンパーを採用。このフロントスプリッターは、ランボルギーニのデザインDNAを表すY字型のモチーフが与えられている。改良されたエクステリアデザインにより、ダウンフォースと空力性能は第1世代のウラカンより5倍改善されたとのこと。

リアビューでは、高性能モデルに由来するリア中央に配置されたハイポジション・エキゾーストエンドが特徴的だ。ホイールは20インチが標準で、「Aesir」という名の新デザインを採用。タイヤはピレリPゼロが組み合わされる。

インテリアでは、センターパネルに8.4インチの最先端タッチスクリーンを搭載。マルチフィンガージェスチャーコントロール機能が備わり、乗員の指先の動きだけでシートポジションや空調、車両システムの調整が簡単に管理できるほか、Apple CarPlayを含むすべてのインフォテイメントがコントロールできる。内装には最高級の素材が用いられ、レザーやアルカンターラのほか、特殊なカーボンファイバー素材である「カーボン・スキン」が初めて採用されている。

ウラカン・エボは2019年の春に市場に導入される予定。現時点での日本発売予定価格は2984万3274円(税抜き)とのことだ。

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