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国内メーカーの役員報酬、1億円超えは15人に

最高額はトヨタのルロワ副社長。日産のゴーン社長は3割減に

自動車メーカーの株主総会が終わり、各社の有価証券報告書が出揃った。報告書には年間報酬が1億円を超える役員の名前と報酬額も掲載されており、その企業の側面を垣間見ることもできる。年間1億円の報酬というとかなりのものだが、国内乗用車メーカー7社で1億円以上の報酬がある役員(社長・会長含む)は15人。トヨタ自動車の5人が最多で、日産自動車とホンダ、スズキ、三菱自動車が2人、マツダとスバルは社長のみとなっている。

この15人の中の最高額はトヨタのディディエ・ルロワ副社長で、10億260万円と唯一10億円を超えている。社長の豊田章夫氏が3億8000万円なのに、副社長がその3倍近い報酬というのはにわかには理解しがたいが、外国人役員ならではの待遇ということだろう。

そして昨年まで10億円超えだった日産のカルロス・ゴーン会長は7億3500万円と大幅に減少。だが会長となった三菱自動車で2億2700万円もらっているので合計では10億円に近い金額となる。同じく日産の西川廣人社長は4億9900万円と日本人では最多だ。

1億円を超える役員報酬は有価証券報告書での開示が義務づけられており、誰でも見ることができる。興味のある人はコーポレートガバナンスの状況等というページを探してチェックしてみるといいだろう。

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