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「レクサス・デザイン・アワード2019」のグランプリは乳がんサバイバーのために開発された人に寄り添うプロダクトに

ファイナリストの6作品から選ばれたのはリサ・マークス氏の「アルゴリズミック・レース」

レクサスは、全世界の次世代を担うクリエイターの育成・支援を目的とした国際デザインコンペティション「レクサス・デザイン・アワード2019」において、世界65カ国/地域からの計1,548点の候補作品の中からリサ・マークス氏の「アルゴリズミック・レース」をグランプリに選出した。

今回はレクサスが重視する3つの基本原則である「予見する」、「革新をもたらす」、「魅了する」を評価基準とし、社会や個人のニーズを「予見」し、「革新的」なソリューションで観衆や審査員の心を「魅了」するアイデアを募集。2019年1月にファイナリストとして選出された6名はミラノデザインウィークまでの3カ月間で、メンター陣のサポートを受けてプロトタイプを制作。完成したプロトタイプの中でも、リサ・マークス氏の「アルゴリズミック・レース」は、テクノロジーを創造的に活用し、未来とイノベーションを予見させながらも人に寄り添う「人間中心」なプロダクトであることが、レクサスの理念に調和したデザインとして評価されグランプリに選出された。

今回審査員を務めたデザイナー・テクノロジストのジョン・マエダ氏は以下のようにコメント。

「“アルゴリズム”と聞くと、多くの人はコンピュータやハイテク産業を思い浮かべるでしょう。しかし繊維産業は、19世紀にアルゴリズムを初めて現実的に利用可能な手法として取り入れ、織物の可能性を広げた産業のひとつなのです。リサ・マークスの“アルゴリズミック・レース”は、その豊かな歴史を反映しているだけでなく、さらに16世紀にさかのぼり伝統的なレース技術を融合させたプロジェクトです。彼女はこの伝統的なプロセスと最新の3Dモデリングによるオーダーメイドのブラジャーを、乳房切除手術を受けた乳がんサバイバーのために開発しています。その結果、機能と見た目の美しさのコンビネーションによって、乳がんサバイバーの本来の身体の美しさを尊重しながら、自分の身体に合った快適な下着としての機能を実現しようとしているのです」

リサ・マークス氏は、受賞に際してこのような感想を述べている。

「レクサスは本来、このような取り組みをしなくても、十分に成功しているブランドです。それにもかかわらず、デザインがより良い未来を作るため、レクサス・デザイン・アワードを通じてそのコミットメントを示していることは、素晴らしいと思っています」

 

グランプリ受賞作品のプロトタイプは、ファイナリスト5名のプロトタイプ作品と共にミラノデザインウィーク内でレクサスが実施するレクサス・デザイン・イベント2019のインスタレーション「リーディング・ウィズ・ライト」と共に展示される。

リーディング・ウィズ・ライトは、コラボレーションデザイナーにアーティスト集団「ライゾマティクス」を迎えミラノデザインウィークの中心地トルトーナ地区、「スーパースタジオ・ピュ」で2019年4月9日~14日まで開催。テクノロジーの発達が目覚ましい現代において、人とテクノロジーの関係性をテーマにレクサスが考える人とテクノロジーの関係性の未来を表現した。メインインスタレーションでは、暗闇に動く無数の光線が人間の動きに呼応するようプログラムされたロボットやパフォーマーと一体となり、明るい未来へと導くレクサスの思想「人間中心」を体現。来場者にも、自身の動きに呼応した光に導かれるインタラクティブな体験を提供した。

2013年、designboomの協力のもと創設されたレクサス・デザイン・アワードは世界中の新進気鋭のクリエイターに焦点を当てる国際的なデザインコンペ。より良い未来を形成する力を持った作品を制作するデザイナーやクリエイターを支援することによって、社会に貢献するアイデアを育むことを目的としている。同賞は、世界的に認知された一流のデザイナーをメンターとして、提案したデザイン案のプロトタイプ化に取り組む貴重な機会を6名の入賞者に提供。入賞作品はデザイン界で最大級のイベント、ミラノデザインウィークで展示される。

・レクサス・デザイン・アワードの詳細
https://lexus.jp/brand/lexus-design/design_award/

・レクサス・デザイン・イベント「リーディング・ウィズ・ライト」の詳細
https://lexus.jp/brand/lexus-design/design_events/

・公式ハッシュタグ #LexusDesignAward、#LexusDesignEvent

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