特別なボディカラーとフラッシュライトで緊急車両をアピール
BMWは、5月15〜17日にドイツ・フルダで開催している緊急サービスや救助活動とそれに関連したモビリティを扱う見本市「RETT Mobilワールドエキスポ2019」において、現行BMW車をベースにした特殊車両を展示した。
今回で19回目を迎えるこの見本市は、20カ国から530社が最新の緊急サービスや緊急車両を展示。開催される3日間でおよそ2万8000人以上の訪問者が見込まれている世界的に重要なフォーラムの場である。BMWは長年にわたってこのイベントに出展。今年は2輪車と4輪車合わせて6台の特殊車両が出品された。注目車両を見てみよう。
まずは新型「3シリーズ」をベースにした覆面パトカー。ベースはセダンの「320d xDrive」で、ボディカラーはメルボルンレッドメタリックにペイントされている。キドニーグリルやルーフにはフラッシュライトが装着される。ルーフ用は必要に応じて着脱可能だ。フロントシートはヒーター付きのスポーツタイプで、腰部をサポートが備わり、過酷な状況でも最大限の快適性とサポート性を提供する。
緊急医療向け車両は「2シリーズ・グランツアラー(220d xDrive)」がベース。ボディはオレンジとホワイトの2トーンにペイントされ、ボンネットとドアにはドイツ語で「緊急医療」を意味する「NOTARZT」が表示される。フラッシュライトはキドニーグリルとルーフのほか、後方への注意を促すテールゲート先端部分に装着される。
消防署用の指令車としての役割などを担う緊急サービス指揮車両は、「X1 xDrive18d」がベース。こちらはレッドとホワイトの2トーンボディで、キドニーグリルやルーフにフラッシュライトを装着。ボンネットとドアには消防を意味するドイツ語「FEUERWEHR」を表示する。
これらのほか、「i8」をベースにした警察車両や「F750GS」をベースにした消防隊用オートバイなどが出品された。