385ps/450Nmを発揮する3Lツインターボを搭載
7月30日、ポルシェは新型「911(タイプ992)」シリーズに、スタンダードモデルとなる「カレラ・クーペ」および「カレラ・カブリオレ」を設定したと発表。欧州市場では受注が始まり、ドイツでの車両価格はカレラ・クーペが10万4655ユーロ(約1270万円)、カレラ・カブリオレが11万8935 ユーロ(約1440万円)とのことだ。
カレラに搭載されるのは、385ps/450Nmを発揮する3L水平対向6気筒ツインターボ。最高出力値は先代型カレラを15ps上回る。トランスミッションは8速デュアルクラッチの「PDK」で、後輪を駆動。欧州複合モード燃費はクーペで11.1km/L、カブリオレが10.9km/Lを実現している。
0-100km/h加速タイムはクーペが4.2秒で、カブリオレは4.4秒をマーク。最高速はそれぞれ293km/h、291km/hと発表された。車両重量はクーペが1505kg、カブリオレは1575kgだ。なお、カレラSなどと同様に、カレラにもオプションでスポーツクロノパッケージが選択可能。これにより、0-100km/h加速タイムは0.2秒削ることが可能となる。
タイヤサイズはフロントが235/40ZR19、リヤは295/35ZR20。ホイールの内側には、前後ともに4ピストンキャリパーと330mm径ディスクを組み合わせるブレーキが搭載され、高水準の制動性能も与えられた。エクステリアでのカレラSとの違いはタイヤサイズのほか、テールパイプカバーの形状、そしてリヤエンドに装着されるモデル名のバッジ程度にとどまる。
濡れた路面でもより安全なハンドリングを実現するウエットモードや、10.9インチタッチスクリーンを備える高品質なインテリアなどは、カレラSと同様に採用されている。