清水和夫のDST

今やもう古い!? スバルWRXとFFでもキレッキレの走りが印象的なメガーヌRS対決結果は【清水和夫のDST】#101-4/4

いま乗ると古い感じがするWRXは、もう少し意識的にチューニングしても良い

SUBARU WRX STI TYPE S

操縦安定性:★★★☆☆
平均通過速度:75.58km/h(2回平均)

いまWRXに乗ると古い感じがする。直進性は高いが、ゆえにダブルレーンチェンジで急ハンドルを切るとステアリングが重く、ノーズの動きも重々しい。パワーステアリングはまだ油圧式で、昔の技術が残っているのが気になるところ。そのために軽快なフットワークというわけではない。メガーヌR.S.はESP(ESC)がいつ作動したのかわからないほど、高い運動性能を示したが、WRXはVDC(ESC)の作動で速度を減じてしまう。もう少し意識的にチューニングしても良いのではないだろうか。最近、このセグメントに新しいライバルが登場してきているので、世界と戦うには厳しい部分がありそうだ。

リポート=清水和夫/K.Shimizu フォト=篠原晃一/K.Shinohar ル・ボラン 2019年8月号より転載

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