月刊イタフラ

【嶋田智之の月刊イタフラ】すんなり「カッコイイ!」といえるマラネロ産キレイ系ベルリネッタ

フェラーリからひさびさに“これカッコイイの?”とアタマで考えず、すんなり賞賛できるベルリネッタがデビューしました。その名は“ローマ”。電動オープントップを持つポルトフィーノのクーペ版といえるモデルです。ポルトフィーノではだいぶ鎮まった印象だったけど、近年のマラネロのガンダムチックなスタイリングとは大きく異なる、シンプルで大人っぽいデザインが最大の特徴。

デザインは良し悪しじゃなくて好き嫌いで語るものですが、 F1マシンのような空力バリバリな感じのしないクリーンな姿、僕はこっちの方が好きですねー。跳ね馬があえて避けてきてたエレガンスが、このクルマには薫っています。インテリアのデザインも然り。ちなみにエンジンはポルトフィーノと共通ながら+20psの620psでトランスミッションはSF90ストラダーレと同じ新型8速DCT。0→100km/hは3.4秒、最高速度は320km/hだとか。日本上陸が楽しみなモデル。早くナマで見たいです。

ル・ボラン2020年1月号より転載

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