ニューモデル

ハイブリッドの燃費はWLTCモードで36km/L! 新型「トヨタ・ヤリス」の発売は2020年2月10日に

TNGAに基づく新世代プラットフォーム「GA-B」を初採用。パワートレインは新開発の1.5L直列3気筒を含む3種類を設定

12月20日、トヨタは従来のヴィッツの後継となる新型車「ヤリス」を、2020年2月10日に発売すると発表した。モデルラインアップおよび消費税込みの車両本体価格は以下のとおり。

●新型「ヤリス」モデルラインアップ
[1Lガソリンエンジン車]
・X“Bパッケージ”(FF・CVT):1,395,000円
・X(FF・CVT):1,455,000円
・G(FF・CVT):1,613,000円

[1.5Lガソリンエンジン車]
・X(FF):1,543,000円(6速MT)/1,598,000円(CVT)
・X(4WD):1,831,000円(CVT)
・G(FF):1,701,000円(6速MT)/1,756,000円(CVT)
・G(4WD):1,954,000円(CVT)
・Z(FF):1,871,000円(6速MT)/1,926,000円(CVT)
・Z(4WD):2,124,000円(CVT)

[1.5Lハイブリッド車]
・ハイブリッドX:1,998,000円(FF)/2,241,000円(E-Four)
・ハイブリッドG:2,130,000円(FF)/2,338,000円(E-Four)
・ハイブリッドZ:2,295,000円(FF)/2,493,000円(E-Four)

ボディサイズは全長3940×全幅1695×全高1500(4WD車は1515)mmで、ホイールベースは2550mm。従来のヴィッツから受け継ぐコンパクトカーならではの「軽快なハンドリング」という強みを活かしつつ、既成概念を大きく超える「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマを目指して開発。TNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)に基づくコンパクトカー向けプラットフォーム「GA-B」を初採用し、軽量かつ高剛性、そして低重心なボディが採用された。

パワートレインはガソリンエンジン2機種とハイブリッド1機種を設定。ガソリンエンジンは、69ps/92Nmを発する1L直列3気筒と、120ps/145Nmを発揮する新開発の1.5L直列3気筒「ダイナミックフォース」エンジンを設定。トランスミッションはCVTで、1.5Lエンジン車には6速MTも選べる。

ハイブリッドパワートレインは、1.5L直列3気筒「ダイナミックフォース」エンジンに80ps/1451Nmを発するモーターを組み合わせた「THSⅡ(トヨタ・ハイブリッド・システムⅡ)」を採用。この新世代ハイブリッドシステムは、力強くシームレスな走りとともに、クラス世界トップレベルとなるWLTCモード36.0km/Lの低燃費を実現した。さらにトヨタのコンパクトカーとしては初めてE-Four(電気式4WDシステム)仕様車も設定された。

交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知する最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を、「X“Bパッケージ”」を除く全車に標準装備したほか、トヨタ初となる高度駐車支援システム「トヨタ チームメイト[アドバンスト パーク(パノラミックビューモニター機能付)]」をハイブリッド車にオプション設定するなど、先進技術の積極採用も特色。スマートフォンとの連携に対応する「ディスプレイオーディオ」も、全車に標準搭載された。

最上級の「Z」、「ハイブリッドZ」グレードには、助手席に傘などが固定できる買い物アシストシートや、小物などが収納できる助手席シートアンダートレイを設置するなど、使い勝手を高める装備も盛り込まれている。

なお、新型車ヤリスには、ウエルキャブシリーズとして、35kgまでの車いすをラゲッジスペースへスムーズに収納できる「車いす収納装置付車」も設定。電動操作により、力の弱い介助者でも容易に車いすを積み下ろすことが可能だ。このモデルには、助手席が回転しながらチルトするターンチルトシートを搭載する「タイプⅠ」(車両価格1,569,000円〜2,183,000円)のほか、運転席と助手席両方にターンチルトシートを装備する「タイプⅡ」(車両価格1,777,000円〜1,921,000円)が設定された。

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