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シトロエン創業初期から続く不屈のディーラー物語【新書紹介】

Malafosse-Giraud Histoire D’un Garage Citroen Lozere

シトロエン社が創業間もない1922年、フランス南部の物静かな山岳都市ロゼールに誕生したシトロエン最初期の個人経営ディーラー「マラフォセ・ジロー社」。今も事業を続ける同社の100年を追った珍しい歴史資料集。

自動車がまだ将来すら予測困難な19世紀末から、夢を抱き販売を始めたポール・マラフォセは新興企業シトロエンの創立を知りディーラー契約を結ぶと、義理の息子レオン・ジローと共に事業に注力、シトロエンが無限軌道車を使用し行ったアジア大陸横断旅行「イエロークルーズ」の準備作業を請け負うなど精力的に活動を行った。

施設拡大やプジョーブランドの追加、娯楽の変化による販売の影響など出来事に触れながら、シトロエン最初期のタイプAやB、2CVやDSなど、現在に続く車両も契約資料などと紹介。

4世代100年のディーラーヒストリーは思いのほか淡々としているが、小柄で薄柔らかな本でも内容は濃厚。信念に貫かれた小規模ディーラーの歴史を、じっくり味わってみたい。

Malafosse-Giraud Histoire D’un Garage Citroen Lozere
3,773円(税込)
著者など:Matthieu Turel(著)
出版社:Citrovisie
ソフトカバー/W242×H168/カラー・モノクロ/128P/仏語

お問い合わせ:代官山蔦屋書店

情報提供:代官山蔦屋書店

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