フロントエンドにはEX30同様のグリルレスノーズを採用
ボルボは先日、ブランド史上初となるプレミアム電動ミニバン『EM90』を11月にワールドプレミアすることを発表、真上から撮影されてティザーイメージを1点公開したが、その市販型デザインを予想プレビューした。
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ティザーイメージでは不明だったフロントエンドには、「EX30」同様のグリルレスノーズを採用、デジタル表現を用いたトールハンマーヘッドライトを配置しているが、縦部分はEX30より下部へ伸びている。
側面では、スライドドアを採用、リアクォーターウィンドウはスポーティにキックアップしている。リアエンドには、ボルボらしいピラーに沿ったLEDテールライトを装備、左右を繋ぐライトバーの間には「VOLVO」のロゴが配置されているほか、ルーフスポイラーもしっかりと存在感を見せている。
ルーフには、先日のティザーイメージで公開されているように後部乗員用のパノラミックサンルーフと、運転席と助手席用の小さなガラス部分が装備される。
市販型は同じ吉利ブランドのZeeker 009をベースに開発されており、サイドミラーやドアハンドルが共有されると思われる。Zeeker 009では、ロータス「エレトレ」や、ポールスター「5」と共有する「SEA」プラットフォームを採用。システム合計出力534psを発揮するデュアルモーターと140kWhの大容量バッテリーを積み、中国小型車テストサイクル(CLTC)で511マイル(822km)の航続距離と、0-100km/h加速4.5秒の動力パフォーマンスを持つが、EM90では、よりパワフルになる可能性もありそうだ。
EM90のワールドプレミアは、11月12日が有力とされ、日本市場に導入されれば、レクサス「LM」やトヨタ「アルファード/ヴェルファイア」のライバルになりそうだ。