スタイリッシュなステーションワゴンボディを纏う
テスラがブランド初となるワゴンを計画している噂を入手、早速予想CGが制作された。
【画像12枚】テスラモデル3のワゴン版「モデル3 GT」の予想CGを見る
情報によると、初のワゴンは「モデル3」をベースに開発、パフォーマンス重視の高速ワゴンが期待されている。
テスラは基本的に、モデルラインナップをシンプルかつ整然としていることで知られている。それでも、世界トップブランドがラインナップを拡大する中、競争を制するため、「モデル3 GT」のような派生モデルにより、幅広い範囲をカバーすることを狙うのかも知れない。
お馴染みSugar Designが制作したCGは、エステートの荷室スペースと、クーペの魅力的なラインを組み合わせた「グランド ハッチバック」(旧BMW 3シリーズ GTとツーリングモデルの間のようなもの)を目指したようだ。
そのハイライトは、新設計されたルーフラインとテールで、3ボックスセダンから2ボックスのスポーティなエステートに進化している。キャビンと傾斜したリアガラスとの融合方法は、アストンマーティン「ヴァンキッシュ ザガート シューティングブレーク」を彷彿とさせ、EVにエキゾチックな雰囲気をもたらしている。
黒く塗装された屋根の大部分はガラスで覆われており、キャビン内に明るい光が降り注ぐ。目立つリアスポイラーは、一見クールに見えるが、後方視界を妨げるというリスクもありそうなため、量産型には採用されない可能性もあるだろう。
黒いホイールを装備するレッドボディのほかに、デザイナーは2つの派生モデルも制作した。オレンジ塗装のモデルは標準仕様のように見えますが、ルーフにフィン、バンパーにエクステンション、カッパー(銅)仕上げのホイールを装着したグレーのバージョンは、パフォーマンス重視のグレードのようだ。デザイナーが「モデル3 スーパーGT」と呼ぶこのバージョンが登場するなら、次期「ロードスター」の電動パワートレインを搭載し、ハイパーカーを上回るパフォーマンス数値をもたらす可能性がある。
現段階でGTの有力情報はないが、メーカーがラインナップ形成をする上で、ワゴンボディは重要な役割を果たしているため、登場する可能性はゼロではないだろう。